幻覚剤「DMT」で霊界にアクセスし宇宙人と対話する!? 科学者が検証する非人間存在の実在と「外部エージェント仮説」とは

“霊界”に足を踏み入れる方法はあるのか――。新たな研究では強力な幻覚剤であるジメチルトリプタミン(DMT)を摂取した者が非人間存在と遭遇したという主張を検証している。DMTでエイリアンに出会えるのだろうか。
■DMTで非人間存在に出会える!?
日本では麻薬に指定されているきわめて強力な幻覚剤であるジメチルトリプタミン(DMT)に関する文献では、DMT体験中に非人間存在と遭遇したと主張する人々が時折報告されている。つまりDTM体験中にエイリアンに出会ったと話す者が少なくないのだ。
これまで多くの研究者はこれらの報告を、幻覚剤の影響下にある人間の脳が生み出す幻覚とみなしてきたが、これらの報告された存在が幻覚以外の何かを表している可能性について検証されたことはなかった。
「Trace Institute」と非営利団体「Noonautics」の共同研究チームが今年5月に「The Open Science Framework」に投稿したプレプリント研究論文は、人間の幻覚体験を理解するための数学的枠組みを提示し、その主要な仮説を検証するために設計された実験の概要を示している。
ある統計によると、十分な量のDMTを摂取した者の45%が人間以外の存在との遭遇体験を報告している。人々はこれらの存在を知的で自律的な存在だと表現し、文化や背景の異なる人々の間でも同様の体験が報告されている。
典型的な幻覚は、見慣れた顔、動物、場所など、記憶に残るものに基づいて生じる傾向がある。対照的にDMT体験において他者(人間)との遭遇は5%未満しか見られない。
研究チームはこれらの報告は“幻覚説”とは相容れないものであり、文化、場所、信仰体系、そのほかの要因に関わらず報告が一貫しており、ユニバーサリティーがありそうなことから、より詳細な調査が必要であると主張している。
研究チームは、DMTが知覚インターフェースを変化させ、通常の知覚制約が存在しない領域へ意識がアクセスできるのだと提唱している。こうした領域では、ほかの意識主体の痕跡を検出できる可能性がある。研究チームはこのプロジェクトは「DMTなどの精神活性物質が時空の構造と機能に及ぼす影響を探るための新たな枠組みを提供するだろう」と説明する。
DMT使用によってまさに“霊感”に足を踏み入れ、そこにいる“住人”に出会えるということになる。これは「外部エージェント仮説」と定義され、これを実験によって検証することが思い描かれているのだ。
これらのアイデアを検証することが可能になったのは、これまで通常はわずか3~5分しか続かなかったDMT体験が、新たに開発されたDMTxと呼ばれるプロトコルによって最大1時間ほど安定した体験を維持することが可能になったことだ。また研究者は必要に応じて投与量を調整することができる。
提案されている実験は「外部エージェント仮説」が誤っている場合、結果が否定的になるように設計されている。
ある実験では、密閉された部屋にあるコンピュータがランダムに青または黄色を表示している状況で、DMTxを受けた被験者が非人間存在に質問することで表示されている色を知ることが求められる。
別の実験では、DMTxを受けた2人の被験者が、共通の知人である非人間存在を介してランダムな単語を互いに共有することが求められる。ちなみに被験者同士の“テレパシー”は想定されていない。
しかし研究チームはいくつかの限界を認めている。非人間存在からの協力は保証できないこと、結果は主観的な報告に終始すること、事前に持っている期待や先入観が無意識のうちに実際の体験や評価に影響を与えてしまう「期待バイアス」を排除することが難しいことなどが挙げられる。
はたしてDMT体験によるいわゆる“霊界”への訪問とそこにいる非人間存在の実在が実証されることになるのだろうか。近いうちに実施されるであろう実験に注目したい。
参考:「The Debrief」ほか
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2024.10.02 20:00心霊幻覚剤「DMT」で霊界にアクセスし宇宙人と対話する!? 科学者が検証する非人間存在の実在と「外部エージェント仮説」とはのページです。ドラック、アヤワスカ、幻覚剤、DMT、非人間などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで


