スピルバーグ新作に「本物の宇宙人」が出演? 公開前から囁かれる史上最大の陰謀論

映画界の巨匠スティーヴン・スピルバーグ監督が手がける待望のSF新作『Disclosure Day(開示の日』。2026年6月の公開を控え、この作品をめぐる奇妙な噂がネット上で過熱している。エミリー・ブラントやコリン・ファースといった豪華キャストが名を連ねる本作のテーマは、地球外生命体の訪問、UFO情報の開示、そして政府による隠蔽工作だ。
しかし一部の人々にとって、この映画は単なるフィクションの域を超えているようだ。「本物の宇宙人やUFOが登場しているのではないか」という驚くべき陰謀論が、まことしやかに囁かれ始めている。
異常な秘密主義と「すべての開示」
この噂に火をつけたのは、製作過程における徹底的な秘密主義と、思わせぶりなマーケティング戦略だ。ニューヨークやロサンゼルスに登場したビルボードには「All will be disclosed(すべてが開示される)」というタグラインが踊り、ファンの期待と疑念を同時に煽っている。
映画関係者はアメリカのエンタメ系メディアRadar Onlineに対し、「スピルバーグが再びUFO映画を作るからには、何か根本的に違う要素があるはずだと信じている層がいる」と語る。「あまりの秘密主義ゆえに、陰謀論者たちはこれがフィクションを超えたものだと確信し始めている。中には、スピルバーグが一般には公開されていない機密資料へのアクセス権を与えられたと本気で考えている者もいる」という。

レーガン大統領の「冗談」と長年の疑惑
スピルバーグとエイリアン実在説を結びつける背景には、数十年前に遡るあるエピソードがある。1982年の名作『E.T.』公開直後、当時のロナルド・レーガン大統領はホワイトハウスでの私的上映会にて、スピルバーグに対しこう発言したという。「この部屋には、あのスクリーンに映ったすべてが真実だと知っている人間が何人かいる」
スピルバーグは後にこの出来事について、「大統領は冗談めかして言ったので皆笑ったが、彼の目は笑っていなかった」と振り返っている。こうした逸話が、「スピルバーグ作品は長年にわたり、究極の『ディスクロージャー(情報開示)』に向けて大衆を準備させるための道具だったのではないか」という説を補強することになった。
「本物のUFO」が登場する史上最大のヒット作に?
モントリオールを拠点とするマジシャンでYouTuberのクリス・ラムゼイ氏は、さらに大胆な仮説を提唱している。彼は、スピルバーグが「ディスクロージャーの次のフェーズを担う人物として選ばれた」とし、この映画が「慎重に構築された大いなる暴露」である可能性を示唆した。
「オープニングクレジットで『この映画には本物のUFOが登場します』という文字が流れるのを想像してみてくれ」とラムゼイ氏は語る。「そうなれば瞬く間に史上最高の興行収入を叩き出し、アメリカ人はポップコーンを食べながら、政府による公式な情報開示を受け取ることになるだろう」

フィクションか、それとも現実か
もちろん、これらはすべて推測の域を出ない。スピルバーグ自身も2023年のインタビューで「宇宙に我々しかいないというのは数学的にあり得ない」と述べつつも、異星人が地球を訪れている可能性については懐疑的な見方を示している。
しかし、撮影現場となったニュージャージー州では昨年、説明のつかない飛行物体が目撃され(後にドローンと確認されたが)、キャストたちもプロットについては堅く口を閉ざしたままだ。果たして『Disclosure Day』は単なるエンターテインメントなのか、それとも私たちが待ち望んだ(あるいは恐れていた)真実の扉を開く鍵となるのか。その答えは、半年後のスクリーンで明らかになるだろう。
参考:Unexplained Mysteries、Radar Online、ほか
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