死んだ愛犬を“巨額の費用”でクローン再生した女性が直面した残酷な現実、見た目は同じでも…

愛するペットを失ったとき、あなたならどうするだろうか?
「もう一度あの子に会いたい」――そんな叶わぬ願いを、現代の科学技術と莫大なお金で実現してしまった女性がいる。
アメリカ・カリフォルニア州に住むヴァネッサ・ジョンソンさん(48)は、亡くなった愛犬のクローンを作るために、なんと5万ドル(約770万円)を投じた。
しかし、大金を叩いて手に入れた「愛犬のコピー」との生活は、彼女が想像していた感動の再会とは少し違ったようだ。
今回は、クローン犬と暮らす現実について、彼女の赤裸々な告白を紹介しよう。

最愛のパートナー、オリバーの死
ヴァネッサさんにとって、シーズー犬の「オリバー」はただのペットではなかった。
2013年に友人から預かったことがきっかけで家族になったオリバーは、頑固だが愛嬌があり、常に彼女に寄り添う完璧な相棒だった。「どこへ行くにも一緒だった」と彼女は語る。
しかし2024年、オリバーは腎不全により11年間の生涯を閉じた。
深い悲しみに暮れる中、彼女がネットで見つけたのが「ペットのクローン作成」という広告だった。
彼女は「クローン技術のことは知っていたけれど、まさか自分がやるとは思わなかった」と振り返る。
だが、その広告は彼女にとって、絶望の淵に垂らされた唯一の蜘蛛の糸に見えたのだ。
3回の失敗と5万ドルの請求書
決断したからといって、すぐにクローンが手に入るわけではない。
ヴァネッサさんは5万ドルを支払い、クローン作成を依頼したが、そのプロセスは過酷だった。3回もの失敗を繰り返し、そのたびに期待と失望のサイクルに翻弄されたという。
「感情的に非常に困難な道のりだった」
それでも諦めきれなかったのは、オリバーの一部がこの世に戻ってくるという希望だけが、彼女の心を支えていたからだ。
そして11ヶ月後、ついにクローン犬の子犬が誕生した。彼女はその子を「オリー」と名付けた。

「同じだけど違う」クローン犬の現実
感動の対面。オリーはオリバーと瓜二つだった。見た目は完全に同じで、仕草や性格の根幹部分も驚くほど似ていたという。
しかし、ここでヴァネッサさんは重大な見落としに気づく。
「子犬を育てるのと、老犬と暮らすのは全く別物だった」
彼女が恋焦がれていたのは、長年連れ添って阿吽の呼吸で通じ合える「老犬オリバー」との穏やかな日々だった。しかし、目の前にいる「オリー」は、エネルギーの塊のようなやんちゃな子犬だ。
見た目は同じでも、そこには11年間の積み重ねた時間は存在しない。DNAはコピーできても、思い出まではコピーできないのだ。

悲しみがもたらす選択
ヴァネッサさんは正直に告白している。
「もし悲しみが癒えるまで待っていたら、クローンを作るという選択はしなかったでしょう。おそらく保護犬を引き取っていたと思います」
それでも彼女は、オリーを深く愛している。「後悔」と「愛」は同時に存在できるのだ。
彼女に対し「その金で他の犬を救えたはずだ」という批判もあるが、彼女は長年保護犬活動にも寄付やボランティアを行っており、「お金の使い道は個人の自由」と反論している。
悲しみのあまり、常軌を逸した行動に出てしまうことは誰にでもある。
クローン技術が進化し、死んだペットを「買い戻せる」ようになった現代。それは救いなのか、それとも終わりのない執着の始まりなのか。オリーの無邪気な瞳を見ていると、ふと考えさせられてしまう。
参考:Daily Mail Online、ほか
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