トランプ暗殺未遂、殺人衛星、そして日本限定カード ——『イルミナティニューワールドオーダー アサシンズ日本語版』発売!Mr.都市伝説 関暁夫インタビュー

画像はAmazonより

2024年12月、日本で初めて正式に発売された『イルミナティ ニューワールドオーダー 日本語版』、通称:「イルミナティカード」。1990年代に制作されたにもかかわらず、9.11やパンデミックなど、現実の出来事と奇妙な一致がたびたび指摘され、“予言カード”としてあらためて注目を集めたのは記憶に新しい。

そして2026年――その拡張セットにあたる『イルミナティニューワールドオーダー アサシンズ日本語版』が登場した。

本作は、第1弾に収録されたカード群とは別構成となる25枚の拡張セット。さらに今回の日本語版の発売にあわせ、これまで未発表だった4枚のカードも追加収録されることが明らかになっている。しかもその4枚は、日本にゆかりのあるモチーフを含んでいるという。

近年、このカードをめぐる議論は、2024年に起きたドナルド・トランプ氏の暗殺未遂事件によって再び熱を帯びている。事件後、一部では特定のカードとの“符合”が指摘され、「偶然にしては出来すぎている」と話題になった。

これらは未来を見た“予言”なのか。それとも、何らかの“シナリオ”をもとに描かれたものなのか。

今回、TOCANAはMr.都市伝説 関暁夫氏にインタビューを敢行。このカードが示すもの、そして今あらためて向き合う意味について語ってもらった。

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撮影:編集部

■「トランプ暗殺未遂」と“あのカード”

――今回の拡張パック『アサシンズ』の中でも、特に話題になったカードがありますね。

Mr.都市伝説 関暁夫氏(以下、関):今回のアサシンズっていう第2弾の中で、やっぱりみんなが一番注目してるのはトランプさんの「もううんざりだ」っていうカードだよね。いわゆる“予言していたのではないか”って言われているカード。

このカードはかなり特徴的なんだけど、トランプ大統領が公の場に出てくることを30年以上前から予言していたっていう見方もあるし、カードの文面には「我々のスナイパーはいつでもどこでもお前を仕留められる」っていう、暗殺をほのめかすようなカードなんだよね。

で、実際に暗殺未遂が起きた。しかも右耳を撃たれてるでしょ。

このカードを見ると、ちょうど右耳のライン上に弾道のような線が通っていて、耳のあたりに赤い印のようなものがある。さらにこのカードって、それだけじゃなくて、トランプの背景に、何かが隠されているようにも見えるんだよね。ウイルスなのか、新しい生命体なのか、バクテリアなのか、何かを暗示しているようにも見える。

――最近話題になっているUFO情報の開示とも、どこか繋がってくる可能性はあるんでしょうか。

:地球外生命体っていう話だけじゃなくて、地球外から何か新しいバクテリアが入ってくる可能性もあるかもしれないよね。だから、何かしら警戒はしなきゃいけない。これが全部人為的じゃないことを祈るしかないよね。

――2024年7月の暗殺未遂の際、このカードが改めて話題になりました。しかもそれが“アサシンズ”という、暗殺者をテーマにした拡張パックに収録されていること自体に驚きがありました。暗殺未遂を想起させるカードが、そのテーマの中に含まれている。この点について、何か意味があると感じますか。

:もともとイルミナティカードというのは、これから起こることをシナリオに沿って描いているんじゃないか、って言われてきたよね。火のないところから煙は立たないでしょ。

第1弾の中でも、9.11を予言していたカードがあったり、コロナや疫病のパンデミックを連想させるカードがあったりするよね。なぜか建物までが一致して見えるのは、すごいことだよね。

■「30年前のカードが、なぜ今と重なるのか」

――いわゆる未来を見て描いたというよりも、何か計画の一部のように見えてくる部分もあります。関さん自身はどう見ていますか。

:ある程度シナリオ的なものは、どこの国だろうが、どこの組織だろうが描くことはあるよね。そこに何かがプラスされているのかわからないけれど、一方で、クリエーターの人たちが生み出す不思議なシンクロニシティの世界というのもあるわけ。

考案者のスティーブ・ジャクソンさんがラフを描き、デザイナーが独自のインスピレーションで絵を起こしていく。その中で、なぜか現実世界や未来とシンクロしていくというのが、この世の中にはあるんだよね。イルミナティカードというのは、そういうオカルト全般、超常現象全般を代表するカードとして、手元に置いておいた方がいいかもしれないね。

タロットカードとか占星術とか、そういうのもあるけど、このカードはそれらよりもっと現実の事件や社会の動きに近いところで読めてしまう。しかも、そう見えてしまう符号がこれだけあるっていうのは、不思議なことだよね。

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――制作は1990年代、すでに30年以上前のものです。それがいまなお“予言している”と言われ続けている点についてはどう感じますか。

:事が起きてから気づくことってあるよね。人間の歴史って、結局ずっとそうなんだよ。何かが起きてから、あの時気づいていればよかった、ってなる。でも、その時にはもう遅い。

イルミナティカードに描かれていることって、未来に起こり得ることでもあるわけだから、このカードをきっかけに、自分たちがどう備えるか、どう対策するか、そういうことを考えなきゃいけないよね。今まで都市伝説だと思っていたことが、少しずつ現実と地続きになってきたわけでしょ。

そういう社会だからこそ、科学ではまだ解明できていないことほど、むしろ追いかけていかなきゃいけない。予言だと言われてIるものが次々に現実と重なって見えてくるなら。やっぱり一度、みんなが真剣に向き合ってみる価値はあるんじゃないかと思う。

何かのシナリオがあるのかもしれないし、必然的にシンクロニシティのような現象が起きているのかもしれない、ただ、どちらにしても、このカードがゲームという枠を超えて受け取られているのは間違いないよね。

――複合的な要素がある中で、結果として“予言的に見えてくる”カードでもある、ということでしょうか。

:そう。歴史を振り返ってみると、特に2000年以降の出来事のほうが、このカードと強く重なって見えてくるんだよね。

■「注目すべきカードと“日本限定4枚”」

――今回、『アサシンズ日本語版』の中で、関さんが特に注目しているカードはありますか。

:トランプのカードはもちろんだけど、第2弾全体の中で言うと、「殺人衛星」はかなり重要なカードだと思う。これからの高度テクノロジー社会、AIが作り出す社会、そして宇宙開拓の時代を考えると、大きなキーワードになってくる。

それと、未発表の4枚という存在も大きいよね。未発表カードの中では特に、「誘発噴火」が気になる。この「殺人衛星」と「誘発噴火」2つは、ある種これから組み合わさって現れてくるものとして読めるかもしれないよね。

一方で、不穏なカードばかりじゃない。「アップサイクル」というカードがあるんだけど、あれは希望のカードだよ。今回、原作者のスティーブ・ジャクソンさんに会ってインタビューすることができたんだけど、その中でこのカードについても詳しく聞いてきた。ジャクソンさん曰く、このカードは“希望を示すカード”の一つなんだと言っていたよ。

――テロや暗殺といったイメージが先行しがちですが、そうした“希望”も読み取れるということですね。

:世界の形が変わっていくってことだよね。このカードでは、ロボットのようなものを持っていて、しかも“お金が必要ない社会”みたいなものを表している。

西洋人にも見える金髪の人物が、東洋の仮面をつけている。日本にあるもの、たとえば秋葉原的な文化が、これから世界に広がっていく。そのときには、もう“お金”という概念そのものが薄れているのかもしれない。人間がイメージした瞬間に、”脳波”で支払いが完了する社会というかね。そういう新しい秩序が生まれるってことだよね。

■「イルミナティカードは“何のためのツール”なのか」

――ゴールカードの中には「人口削減」など、不穏にも受け取れるものがありますが、それが“ゴール”として設定されているのには、どういった意味があるのでしょうか。

:まずひとつ言えるのは、NWO(New World Order=新世界秩序)とか、「人口削減」とか、そういうカードが“ゴール”として置かれているのは、これがあくまでイルミナティカードという“ゲーム”だからなんだよね。現実にそれを肯定するっていう話ではなくて、そういう発想や構造そのものをゲームの中で可視化している、ってことだと思う。

カードに予言を見出したり、絵柄を楽しんだりする見方ももちろんあるけど、実際にゲームとして触れてみないと、この“ゴール”が持っている意味は見えてこない。デザインだけを見て終わるんじゃなくて、どういう組み合わせで世界観が立ち上がっているのかを体感することが大事なんだよね。

予言にも、神から授かる“預言”と、自分で未来を読み取っていく“予言”があると思うけど、イルミナティカードはその両方を感じさせるんだよね。何かのシナリオを暗示しているようにも見えるし、一方で、それをどう読むかによって新しい見方が立ち上がってくる。

だから、日本でもこのゲームのやり方を知っていく人が増えれば、カードの組み合わせの中から、また別の世界の見え方が出てくると思うんだよね。

――単なる“予言カード”として消費するのではなく、思考を促すツールとして捉えるべきだと。

:そうそう。そこに気づくと、新しい発見につながる可能性がある。最初は自分にしか見えていなかったものが、だんだん世界の法則みたいなものと重なって見えてくることもあるかもしれない。そうなると、世界中のクリエイターたちが受け取っているイメージと、自分の感覚がどこかでリンクしてくるんだよね。

そうすることで、今の科学ではまだ解明できていないものも、自分の感覚を通して少しずつ理解できるようになるかもしれない。超常現象って、そういう“気づけるかどうか”の差でもあると思うんだよね。

――インスピレーションを鍛えるツールとしての側面もあるということでしょうか。

:そう。そこを鍛えないと、情報ってキャッチできないからね。そのためのきっかけになるツールとも言えるし、オカルトの入り口として捉える人もいる。これからの国際情勢とか、世界の流れをもっと深く知るためのツールでもあるんじゃないかな。

■「情報とどう向き合うべきか」

――イルミナティカードが示すものを正しく受け取るために、私たちはどんな姿勢で情報と向き合うべきでしょうか。

:まず大事なのは、一つの情報に対して、一回ちゃんと自分の頭で考えることだよね。いま世界共通で問われているのは、情報の受け取り方と発信の仕方、そのリテラシーだと思う。それがないまま発信したり反応したりすると、消せないデジタルタトゥーとして自分の痕跡が残っていく。もうAIの時代だからね。

いろんな情報に触れるのはいいんだけど、その中には人間の思考を誘導するために流されているものもあるかもしれない。そこに簡単に釣られちゃいけない、ってことだよね。何が本質なのかを捉えるには、一つの情報だけで判断するんじゃなくて、「別の可能性もあるんじゃないか」と考える視点を持つことが大事なんだよ。

みんながすぐ否定することの中にも、何か見落としているものがあるかもしれない。だからこそ、最初から決めつけずに、自分の頭で一度立ち止まって考えることが必要なんだよね。

――情報の受け取り方そのものが問われている時代だと。

:そう。陰謀っていう言葉も、今ではかなり一般的になってきているよね。表に見えているものだけがすべてじゃない、ってことを多くの人が感じ始めている時代なんだと思う。だからこそ、これからは“何を信じるか”以上に、“どう受け取るか”がすごく大事になる。

撮影:編集部

■「最後に伝えたいこと」

――最後に、このカードを通して読者に伝えたいことは何でしょうか。

:まず一番伝えたいのは、

「ミサイルが落ちる前に逃げなさい」

ってこと。何かが起きてから慌てるんじゃなくて、その前に自分の身を守る準備をしておきなさい、ってことだよね。

たとえば2拠点を持つこと。今住んでいる場所とは別に、いざという時に避難できる場所を自分なりに考えておく。行政の避難所があるとしても、それが本当に機能するのか、自分の頭で考えなきゃいけない。食料のこともそうだよね。非常時にどう動くのか、何を確保しておくのか。そういう準備を、今のうちからできる範囲でしておくことが大事なんだよね。

それだけ、今は“想定外”が現実になる時代だってこと。イルミナティが表に出てくる時っていうのは、世の中が新しい秩序に向かっていくタイミングでもある。だから今回、この日本語版が出ることにも意味があると思うよ。

――ありがとうございました!



「予言か、シナリオか、それともシンクロニシティか」——。
1990年代に生まれたこのカードが、なぜ2024年の暗殺未遂事件と重ねて語られ、なぜ今なお人々を引きつけるのか。そこには、「知りたい」という欲求と、「備えたい」という感覚の両方が働いているのかもしれない。

希望を感じさせるカードも、不穏な気配を漂わせるカードもある。だがそれらを、今を生きる私たちへのメッセージとして読み解こうとするとき、イルミナティカードは、単なるゲームやオカルトの小道具を超え、世界を読み解くためのひとつのレンズとして立ち上がる。

今回の『イルミナティ ニューワールドオーダー アサシンズ日本語版』には、日本語版で新たに加わった4枚のカードも収録されている。それが何を意味するのか――まずは実際に手に取り、自分自身の目で確かめてほしい。

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イルミナティ ニューワールドオーダー裏解説ブック アサシンズ編

文=渡邊存瀰

4代目TOCANA編集長
X(渡邊存瀰): @z_wtnb
X(TOCANA): @DailyTocana

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2024.10.02 20:00心霊

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