>  > 1日5分!霊眼が開くトレーニング

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 本や雑誌、インターネット、そしてSNSによって膨大に情報が飛び交う現代社会において、その情報の真偽をチェックする判断力は重要だ。しかし、ウソかホントかばかり気にしていては「ケツの穴が小さいヤツだ」「細けえことはいいんだよ」などの誹りは免れない。むしろ、真実よりも甘く、大事なウソを楽しめてこそ、余裕がある大人として認められるのではないだろうか。本連載「教養としての神秘主義」では、そんな大人のためのミステリー情報をお伝えしていく――。

教養としての神秘主義 第9回
シュタイナー流トレーニング

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ルドルフ・シュタイナー Wikipediaより


 現代に生きる日本人にとって時間は最も重要な資源だ。仕事に、家事に、趣味に……となにせやることはたくさんある。時間の有効活用に対する関心の高まりは、昨今の「時短レシピ本」の人気の高さからも窺い知れる。ただし、いかに時間を有効活用できるようになったとしても、やりたいことが多すぎて時間が足りない人もいるはずだ。「こんな慌ただしい日常では、霊的体験なんかできそうにないし、ましてや悟りを開くことなんて……」とお嘆きの淑女紳士たちもいらっしゃるのではなかろうか。

 しかし、ご心配なく。19世紀末から20世紀初頭に活躍した思想家、ルドルフ・シュタイナーは「毎日5分の訓練で、誰もが神秘の世界を体験できるようになる」と教えている。しかも「どんな人間の中にも、感覚的世界を超えて、より高次の諸世界にまで認識を拡げることのできる能力が微睡んでいる」らしい。重要なのは、その訓練の仕方、時間の過ごし方なのだ。彼の主著のひとつ『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するのか』(ちくま書房)を紐解けば、シュタイナーによる「時短スピリチュアル」を理解できるだろう。


■ノー・ポジティヴ、ノー・スピリチュアル

 スピリチュアルな世界へ到達するには、現世的なもの、文明的なものから自らの身を遠ざける厳しい生活が必要だ、と思われがちだが、シュタイナーはそうした考えを誤りだと言う。

 俗世の生活は霊的訓練にはたしかに悪影響である。しかし、そこから離れてナチュラルな生活規範を守るだけでは、いつまでたっても魂は進化しない。外面的な生活の改善よりも、精神的な面を訓練する必要があるのだ。

 まず、自分の内面に蠢くネガティヴな感情や認識、批判的判断を捨てること。それから、文明生活によって失われた、世界に対する賛美や敬意というポジティヴな感情を取り戻すこと。これさえできれば、人間の精神は急速に進歩を遂げる。ネガティヴな感情に支配された人は、美しい山岳地方を旅していてもなんとも思わない。それは、ただ山が続くだけの退屈な旅である。しかし、ポジティヴな感情に満たされた人は、その山々の風景に驚き、感動する。同じ世界がまったく違った体験を呼び起こすのだ。

 シュタイナーによれば、こうした豊かな精神生活の積み重ねによって、第三の眼である霊眼が開かれ、次第に人間の魂のオーラが見えるようになっていくと言う。世界に対する畏敬の念に満たされた人間のオーラは、普通の人間と色が違ってくる。赤紫色のオーラが出てくれば、霊的な認識能力が開発されたしるしであるらしい。しかし、こうしたポジティヴな感情の保持は、スピリチュアル生活の第一条件に過ぎない。もっと実践的な訓練が必要だ。

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