>  >  > 海外アニメと日本アニメの根本的な世界観の違い

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画像は、『アニメディアDELUXE Vol.7 2015年 04 月号』(学研マーケティング)

 私は、ルドルフ・グライナーです。日本と世界を研究するドイツ人です。私は、日本と世界の違いやドイツと日本の違いを研究しています。今、ディズニーの映画が流行っていますね。『アナと雪の女王』は、歌も大流行しました。また『ベイマックス』は、大人から子どもまで楽しめる感動の名作でしたね。『マレフィセント』も素晴らしかった。

 みなさん、わかりますか。ディズニー映画の素晴らしいところは、アニメが面白いからではないのです。歴史あるアニメ会社が素晴らしいアニメ作品を作っても、そんなに驚くことはないでしょう。素晴らしくて当然なんです。だから素晴らしくない。

 ディズニー映画の素晴らしさはほかにあります。「実写化」または「実写とアニメーションのコラボレーション」作品が素晴らしいのです。今年封切りされる『シンデレラ』や、おとぎ話の世界のその後を描いた『イントゥ・ザ・ウッズ』などもきっと良作でしょう。


■実物大ガンダムの不思議

 それに比べて日本のアニメーションは、実写化するとどうしてもうまくいかなくなってしまいます。アニメーションの質やアニメーションの世界観などは、ディズニーと比べても日本のアニメーションは全く遜色がない。それどころか、ディズニーを含めた世界すべてのアニメーションを凌駕しているといっても過言ではありません。しかし、実写化となると、なぜかその映画は全く流行しないばかりか、映画ファンからもアニメファンからもバッシングに近い批判がきます。それはなぜでしょうか? そのことについて、少し考えてみたいと思います。

 日本のアニメは、非常に質が高いです。そのため、アニメはアニメの中の世界観で完全に完結してしまい、そのアニメからイマジネーションを膨らませて現実社会に投影し、発展させることができないのです。

 以前、日本に行ったときに「実物大のガンダム」が展示されていました。機動戦士ガンダムは、単なるロボットアニメではなく、その主人公の成長や心の葛藤、そして、戦わなければならない状況などにおいて、細かく描写され、また、仲間の死などさまざまな人生の課題を考えさせられるアニメです。勿論、私もDVDで見ましたが、その世界観やテーマ性は非常に素晴らしいものと思います。

 しかし、「実物大」というのは不思議です。実は、「ガンダムの実物」というものは存在しません。「実物大」といっても「比較する実物」が存在しないのです。しかし、「実物大のガンダム」を見た人は、まるで実物が存在するかのように、「実物大ガンダム」を見ているのです。要するに、多くの人の中において「実物が存在しないはずのガンダム」が、頭の中で実物であるかのように映像がしっかりとリンクし、その映像を持った世界観が構築されているということになります。

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コメント

7:匿名2015年12月16日 04:04 | 返信

簡単だよ
下北沢に行きゃあ作品にマッチするやつなんていくらかはいるけど宣伝力がないし探しに行くかねもない
だからとりあえず適当な流行りモノをつかう
結果合わなくなって設定とすとーりーをいじるこれが原因

6:匿名2015年12月16日 04:01 | 返信

もっと単純な話だよ
下北沢とかあのあたりの売れてはないけど作品にマッチするかもしれない俳優とか舞台はうまいけど有名じゃない俳優とかを連れてこないでとりあえず流行りの有名人使うからだ
そういう意味ではNARUTOの舞台化はうまくいった

5:匿名2015年12月15日 17:08 | 返信

個人的には、成功してるのは実写化した全部の量に比べたらごく一部だと思ってる。
しかも、海外の実写化にくらべ日本の実写化は特に酷いものが多いと感じてる。
それは日本の監督は金になる木から恩恵を得ようとしかしてないからだとおもう。監督がそのアニメのファンなわけでもない。このアニメのファンなんです!っていう俳優をかき集めたわけでもない。
ファンじゃなきゃ設定なんて考えもしないし、ただキャラに有名俳優を数人当てておけばいいと安直に思う。
日本のアニメはそうじゃない。世界観、多数の伏線、キャラの心情やストーリーでそれが表現されて、一つ一つ伏線を回収して…それをやってるから長くなるのであって…それを映画で表現するのは実に難しい。短編で、IF的なものをやるしかないと思う。どっちにしろ大抵は原作ファンの叱責を食らうことになるだろうけど…
評価されてないけど一生懸命作ったんです!なんて言っちゃう監督が果たしてどれだけ設定資料を読み込んだのか聞いてみたいところだね

4:匿名2015年4月21日 15:45 | 返信

成功した実写映画はいくつもあるのに、それを全部無視した我田引水記事は気持ち悪い。

3:匿名2015年4月 9日 16:26 | 返信

もっと単純に行こう
アニメ、漫画は白紙にモノを書き込む
実写化はモノを持ってきて当てはめる

置いてあるその辺アニメ漫画無造作に置かれたモノ一つ一つが世界観を形作ってる
枯れ木も山の賑わいのように

それをわかって実写化する監督のなんと少ないことよ

2:匿名2015年4月 8日 22:06 | 返信

まったく同感しました。
「アニメの魂」とは、素晴らしい。
「設定」「世界観」など、それぞれの設定集などを見ていると、手塚治虫先生の頃から伝えられてきた日本アニメの伝統と思います。
それは、日本の伝統芸能に由来することでしょう。「魂」も伝統を伝えてきて、形を変えて「アニメ」となって来たものなのでしょう。「簡単に真似出来ない」だから、世界に誇れるものと思います。
ただその「アニメ」という伝統も衰退しています。人材不足も制作費不足や制作日数不足も、日本のアニメの危機に対象しないといけません。
ただのファンとしては、「正当な対価を払う」事しか、
できませんが…

1:匿名2015年4月 7日 16:38 | 返信

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