>  >  > 秘境パプアニューギニアで諸星大二郎が仮面の原住民に出会う!!

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画像は「諸星大二郎 マッドメンの世界 (文藝別冊/KAWADE夢ムック)」より

 奇想天外な世界を生み出す漫画家・諸星大二郎と『奇界遺産』(エクスナレッジ)で知られる写真家・佐藤健寿が、異色のコラボレーションを果たしたムック『諸星大二郎 マッドメンの世界』(河出書房新社)が5月23日に発売された。

 諸星と言えば70年代から活躍する、SF・幻想漫画の巨匠。作品では『妖怪ハンター』(集英社)、『栞と紙魚子』(朝日新聞出版)シリーズ、『西遊妖猿伝』(講談社)などが有名。なかでも、パプアニューギニアを舞台に現地の奇妙な風俗を日本神話に絡めて描いた初期の名作『マッドメン』(秋田書店)は、ファンのみならず、文化人類学や民俗学といった分野の専門家たちの間でも高く評価されている。

 一方、佐藤はオカルト関連のニュースを扱うウェブサイト『X51.ORG』を主宰。UFO、UMAなど、世界中の不思議なスポットや風景などの写真を撮る非凡の写真家だ。

 そんな二人が、諸星の描いた『マッドメン』の舞台、パプアニューギニアを巡礼するというのだから面白くないわけがない!

■『諸星大二郎 マッドメンの世界』の内容

 まず二人は、全身に白い泥を塗り、土製の仮面を被った“マッドメン”と呼ばれる者たちの住む森・アサロ渓谷へと向かう。この儀式は、元々部族間の戦争の際に転んだ男が泥だらけになったのを死者の精霊と勘違いし、恐れるようになったのが始まりである。そこで、複数のマッドメンに巡りあい、記念撮影を行うのだが、その写真がなんとも言えないよい雰囲気を醸し出している。

 さらに、太古からの信仰が残るというセピック地方を訪れ、『マッドメン』の作中に出てくる精霊小屋そっくりの“ハウスタンバラン”という宗教施設に出会う。すると、その施設の前で日本から持参した同作品の単行本を開く諸星。まるで漫画の世界と現実とがシンクロするかのような貴重な瞬間が収められた写真は見ものだ。

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