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「裏モノコレクター」として生きる男、渡辺亮介氏 第2回

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【「裏モノコレクター」として生きる男、渡辺亮介氏の生き方に迫るロングインタビュー 第2回/全6回】

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「虐げられた、光の当らない、目を背けられてしまうようなもの」を多く集める「裏モノコレクター」の渡辺亮介氏。そのコレクションは、暴走族のステッカーや任侠団体の灰皿、カフスボタンなどのグッズ、あるいは、宗教、秘密結社、大人のおもちゃなどジャンルに果てがない。だがそもそも渡辺氏は、なぜ裏モノ集めに着手するようになったのか?


■子供のころから「集める」ことが好きだった

 渡辺氏の収集癖は、子供の頃からのものだった。幼稚園時に夢中になったのは、ウルトラマンの怪獣消しゴム。それは幼稚園でも流行るようになり、園内持ち込みの禁止令まで出た。しかし、渡辺氏はそれでも集めることをやめなかった。自宅で「ジュースを飲む会」と称した会を開催。そこで友達に自分のコレクションを披露し始める。この頃から、「集める」「見せる」魅力に取り憑かれていたのだ。それからも、スポーツカー消しゴム、キン肉マン消しゴム、牛乳キャップなど様々なジャンルにわたってコレクター精神は広がっていく。


■高校を中退し、「裏モノコレクター」を目指す

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 渡辺氏が裏モノコレクターとして生きる道を定めたのは、18歳の時だ。高校3年になった氏は、周りの生徒と話が全然合わなくなり、「苦しくなっていって」、とうとう学校を辞めることになる。「周りは『ジョジョの奇妙な冒険』や大友克洋の『AKIRA』が面白いとか言っている時に、僕は暴走族とか宗教のグッズや精力剤の広告を切り抜いて集めていたから」と渡辺氏は振り返る。そのうち、両親の了解のもと高校を退学。自宅で数カ月、屋根裏部屋にこもってしまった。当時のことを渡辺氏は、「絶望、でした」とだけ語った。

 だが、彼はそんな環境の中で「夢中になれるもの」を突き詰めていった。それが、裏モノだった。「周りに無理に合わせていてもしようがない。闇のものへの興味を貫こうと思ったのかもしれません」


■「裏コレクター」名義の名刺を発注

 思いを定めた渡辺氏の行動は早かった。新宿地下街の印刷屋で「裏コレクター」を名義とした名刺を100枚発注。合わせて「裏情報・怪情報ありましたら此処まで」と明記した。そして、家業の印刷業(次回、詳述)を手伝いながら、裏モノ集めを自分の生きるテーマとし、コレクションをより充実させていったのだった。

 渡辺氏にとって裏モノコレクターになることとは、その行為を橋渡しに、社会に打って出る決意の表れだったのかもしれない。

 現在も渡辺氏は、友人の紹介などで出会う人のほとんどに名刺を配っている。そして、「知らない番号でも基本的に出る」という彼の携帯電話には、警察から宗教団体、都内に長く暮らす友人まで多様な人から連絡がくるという。

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