宇宙人に童貞を奪われた男?セックスに明け暮れ
宇宙人による拉致、いわゆるエイリアン・アブダクションが一般に認知されるようになったのは、1961年に起きた「ヒル夫妻誘拐事件」以後のことである。実際にはそれより前の1957年、ブラジルでアントニオ・ヴィリャス=ボアスが拉致されるという事件が起きている。
■アブダクション、知られざる性的側面
多くのエイリアン・アブダクションで共通するのは、拉致された人間、すなわちアブダクティーたちが身体の自由を奪われる、医学的な検査を受ける、そして精液や卵子を採取され、搭乗員と性交渉に及ぶなどの性的な要素である。
ヴィリャス=ボアスの事件では、小柄な宇宙人女性とのセックスを強要されたという。ヒル夫妻事件では、夫人のベティは妊娠テストのため腹部に針を差し込まれ、夫のバーニーは精液を奪われたという。そのほかのエイリアン・アブダクションでも、多くの女性アブダクティーたちが子宮に何かを挿入されたり、しばしば覚えのない妊娠をし、しかも後になってその兆候が消えてしまうという例が多数報告されている。また、宇宙人らしき女性とセックスしたという男性アブダクティーもヴィリャス=ボアス以外に、ホセ・アルヴァーロやエド・デュバル、ダン・セルディンなど何人もが名乗り出ているのだ。
ここでは、宇宙人らしき女性と出会い、童貞を奪われ、その後も何度となく情熱的なセックスを続けたというアメリカのデヴィッド・ハギンズを紹介しよう。
■女性宇宙人との情事に溺れた男、ハギンズ
デヴィッド・ハギンズが初めてアブダクションを経験したのは1951年、彼がまだ8歳のときだった。ある日、ハギンズは自宅の近くで宇宙人らしき存在を目撃し、それを両親に告げたが信用されずに激しく叱られた。
しかし次の夜、彼は自宅の裏手で何人かの宇宙人(グレイ・タイプ)と、さらにグレイ・タイプと人間のハイブリッドらしき女性宇宙人と出会う。その女性宇宙人はクレッセントという名で、まるで藤原紀香か壇蜜のようなグラマラスな肢体と、肩まで届く長い髪を持っていた。しかしその顔はというと、大きくてつり上がった真っ黒な目、鼻孔だけの鼻、唇のない切れ目のような口、つまり、髪の毛があることを除けばグレイそのものの容貌だったのだ。しかもこの髪の毛についても、じつはカツラではないかという疑いが持たれている。
ともあれその夜、ハギンズはUFOの内部へと連れて行かれ、そこで宇宙人のみならず、背が低くて茶色の毛に覆われた、まるで小さなビッグフットのような存在や、カマキリによく似た生物を見たという。こうした宇宙人たちとの遭遇はその後も続き、彼が11歳になると一旦終了した。
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