>  > 今年起きた最悪の「現職警官逮捕事件」3選!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • コメント0
関連キーワード:

日本怪事件

,

殺人

,

深笛義也

prison0918.jpg

 今月、埼玉県朝霞市で無職、寺尾俊治さんが殺害された事件で、県警浦和署地域課の巡査部長、中野翔太容疑者(31)が逮捕された。また、寺尾さん方から盗んだ現金を借金の返済や不倫相手との交際費に充てていただけでなく、事件後に不倫旅行に行っていたことも明らかになった。

 この事件をみて、「またか!」と驚いた人々も多いだろう。法の番人であるはずの警察官による犯罪ということで、大々的に報道されたという面もあるだろうが、それを割り引いても、多の職業と比べて警察官による犯罪が多いと感じるのは気のせいだろうか。

 今年だけでも、犯罪で逮捕された警察官は多い。その中でも、衝撃的な3件を記しておきたい。


■CASE1「街コンと不倫と殺人/大阪府警」

今年の1月にも、警察官が人を殺している。1月25日に、大阪府警が殺人容疑で逮捕したのは、大阪府警阿倍野署地域課の巡査長であった、水内貴士(26)だった。

 1月24日、大阪市東住吉区のマンションの浴槽で、住人の社会福祉士、白田光(しらた・ひかる)さん(23)がうつぶせになって浮かんだ状態で亡くなっているのが見つかった。

 白田さんと水内が交際していた事実は、すぐに浮上した。だが捜査当局は、警察官である彼が容疑者であるとは考えなかった。犯人である可能性をつぶす意味で、捜査対象に入れたのだ。

「白田さんのことは知っています。でも、殺されたなんて知りません」 

  府警本部で事情を聞かれると、水内はそう答えた。

 マンションの防犯カメラには、黒いフードとマスクで顔を隠した不審な男が映っていた。大柄な体格は、水内とよく似ている。犯行時間帯、水内が外出していたことも分かった。

「私がやりました。ベルトで首を絞めて殺しました」

 25日になって水内は自供し、逮捕された。

 2人は平成25年、宮城県での「街コン」で知り合い、交際を始めた。水内容疑者は東日本大震災の復興支援のため宮城県警に同年4月から出向、白田さんは福祉を学ぶ大学生だった。昨年4月に水内が大阪府警に復帰すると、彼を追うようにして白田さんは大阪市東住吉区の病院に就職、交際は続いた。

 だが、水内は別の女性とも交際していて、昨年8月に結婚している。今年に入り白田さんは、フェイスブックで水内と妻の写真を見て、結婚していることを知りショックを受けた。

「別れ話を切り出したら、関係を『奥さんや警察に言う』と言われ、カッとなってやった」

 水内は取り調べで、動機をそのように語った。だが、被害者の首を締めたベルトは、ズボンにつけていたものではなく、かばんに入れて持って行ったものだと分かっている。あらかじめ殺意を持った計画的犯行と見ることができる。

 また白田さんの同僚によれば、2カ月に1度ほどしか会えないことに我慢できなくなり、彼女のほうから水内に別れを切り出したというのだ。二股交際自体が許しがたいが、少なくとも、この時に誠心誠意謝罪して別れに応じていれば、なにも殺害することはなかったのだ。凶悪なだけでなく、まったく何を考えているのか分からない犯行だ。


■CASE2「集団強姦/大阪府警」

「乱暴企画」「ドッキリ、超ハード」

 それは、集団強姦の参加者を募集する、ネット掲示板の書き込みだった。大阪府警箕面署刑事課の巡査部長、梅本大輔(36)はそれを見て参加申し込みをした。参加料は約1万円で、女性も合意している企画だと思っていたという。

 ネットで呼びかけていたのが、元府警四條畷署員で配送運転手、溝畑優(32)。被害女性は、ネットの出会い系サイトを通じて溝畑と知り合い、交際を始めていた。昨年12月17日、溝畑に呼び出されて、女性が大阪市天王寺区のホテルに行くと、6人の男性がいた。溝畑以外は見知らぬ男性。彼女は布製テープで縛られ、アイマスクで目隠しされ、かわるがわるレイプされ続けた。彼女が逃げ出すまで、それは約7時間にも及んだ。

 彼女の身体は治療が必要なほど痛めつけられ、大阪府松原市内の病院から情報提供を受けて、府警が5月から捜査に入った。掲示板の利用者を捜査する過程で、梅本が浮上する。それまで、溝畑と梅本の間には面識はなかった。2人は9月に、集団強姦(ごうかん)と監禁の疑いで逮捕された。

「女性が合意している企画だとしても、警察官たるものが、そんなところに足を踏み入れるべきではない」

 府警幹部はそう憤ったが、確かにその通りだろう。


■CASE3「不倫とリベンジポルノ/茨城県警」

「朝、車の近くに写真、ばらまいておくからね」

今年1月8日午後6時半ごろ、女性の携帯にショートメールが入った。送ってきたのは、男女関係にあった、茨城県警水戸署の巡査部長、岩間克則(58)だった。岩間には妻があり、不倫である。

 岩間が女性と知り合ったのは、18歳の頃。岩間は31歳で別の女性と結婚したが、42歳の時から、その女性と肉体関係を持つようになっていた。彼女とのセックスを岩間は、動画や写真で撮影し保存していた。

 岩間は44歳の時に、そのビデオテープを妻に見つけられ問い詰められる。だが、口では謝罪したが、関係は続けていた。昨年、再び不倫関係が妻にバレ、ついに離婚を言い渡される。一方で不倫相手からも、絶縁を申し出られた。

 そして岩間は女性に「それまで撮ったヌード写真をばらまく」と言って、脅したのだ。女性は恐怖に陥り、岩間に連絡を取ることはしなかった。

 2月中旬、岩間は女性に手紙を送るが、そこには何を意図したのか分からない言葉が書かれていた。

締まりは良いし、声は出てるし、感じ方も最高の女です

 連絡が取りたかったというのが、岩間の言い分である。

 3月に入ると、岩間は女性の自宅周辺に現れるようになった。危害を加えられるかもしれないと恐れて、女性は県警本部に連絡した。

 3月14日、岩間はストーカー規制法違反と脅迫の疑いで逮捕された。3月30日付けで、岩間は依願退職した。懲戒免職ではなかったようだ。6月23日、水戸地裁は懲役1年6カ月、保護観察付き執行猶予5年の判決を下した。

 警察官と交際などするとろくなことはならない、と思われないためにも、綱紀粛正に努めてほしいものだ。
(文=深笛義也)

■深笛義也(ふかぶえ・よしなり)
1959年東京生まれ。横浜市内で育つ。18歳から29歳まで革命運動に明け暮れ、30代でライターになる。書籍には『エロか?革命か?それが問題だ!』『女性死刑囚』『労働貴族』(すべて鹿砦社)がある。ほか、著書はコチラ

※日本怪事件シリーズのまとめはコチラ

関連キーワード

コメントする

お名前
コメント
画像認証
※名前は空欄でもコメントできます。
※誹謗中傷、プライバシー侵害などの違法性の高いコメントは予告なしに削除・非表示にする場合がございます。