>  > 匂いの視覚化「スメリーマップ」

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■嗅覚の視覚化、スメリーマップ

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木の匂いを嗅ぐケイト・マクリーン。画像は「The New York Times」より

 実際の嗅覚に加え、臭気測定機とヘッドスペース分析を用いた特殊な「スメルカメラ」の2デバイスを用いてさまざまな地域の匂いをリサーチしていった。ヘッドスペース分析とは、液体や固体中の揮発性成分を分析することで被検物中の香気成分、化成品の臭い成分、環境水中の有害揮発成分の定性や定量調査に用いられる方法だ。これらによって、より科学的にデータを集積することが可能になる。研究者らによれば興味深いことに、交通量と排気ガス、及び都市にある自然の割合を調べると、緑が少ないほど排気ガスによる匂いがきつく大気汚染といった問題につながると、嗅覚から得た結果と見事に一致したのである。

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画像は「SmellyMaps」より

 これらのサンプリングデータからケイト・マクリーン率いるメンバー達によって、「スメリーマップ(Smelly Map)」と名付けられた匂いの地図が作られた。それが一体何の役にたつのかと疑問に思う方もいるだろう。ケイト・マクリーンによれば、「これは新しい感覚の最短経路を見つけることができるの。誰だってわざわざ悪臭を嗅ぎたいとは思わないはず。この地図によって『快適な匂いの最短ルート』を見つけることができるの。新しい時代にフィットした地図なのよ」と説明する。

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画像は「SmellyMaps」より

 これはロンドンの「スメリーマップ」で、赤は排気ガス、緑は自然、青は食品、黄色は動物の匂いを示している。グーグルマップなどと照らし合わせると、なるほどといった結果である。バーをクリックすることによって、排気ガスだけを表示させたりすることもできる。まずは、ここから実際に「スメリーマップ」を体験してほしい。イントロで2009年から毎月ごとの変化が見られるので、ぜひスキップせずに見てもらいたい。

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