>  >  > 「母子の絆は父子の絆より深い」は大嘘

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イメージ画像:「Thinkstock」より

 へその緒でつながっていたから、お腹を痛めて産んだから――世間一般に、母と子の絆は父と子の絆よりも強く、特別なものであるという認識を抱いている人は多い。日本では法律で「母子手帳」の発行が定められている一方、「父子手帳」が配布されないこともあるが、その背景にも母と子の絆を重視する考え方があるのかもしれない。そして同様の傾向は、世界各国で見られるものだという。

 しかし、今や「イクメン」という言葉も浸透するほど育児環境は急速な変化を遂げている。それでも、果たして本当に父親よりも母親のほうが子どもと強い絆で結ばれているのだろうか? 今月25日の英紙「The Daily Mail」によると、現代の科学によって、実はそのような考え方が“幻想”であることが判明してきたという。早速詳細についてお伝えしよう。


■我が子との絆は、出産後から育まれる

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画像は「The Daily Mail」より引用

 当然のことだが、お腹に命を宿し、この世に産み落とすのは女性だ。誕生前から母親が子どもと物理的につながっているという事実は、父親には得られない特権だ。父親にとって、生まれてきた子どもとの関係は“状況に合わせた”ものにすぎない。育児という意味においては、生物学的つながりのない養子を迎え入れた場合と本質的に同じなのだ。

 そして多くの女性は、妊娠中から「まだ見ぬ我が子とつながっている」感覚を抱いていることが、数々の調査によって判明しているという。ところが、妊娠中の母親が抱く物理的に“つながっている”感覚が、必ずしも出産後の育児や子どもとの関係に影響を与えると証明されているわけではないようだ(育児放棄などの例もあるように)。

 つまり、母親であろうと父親であろうと、基本的に我が子との絆は出産後から育まれるということになる。では、親を育児に向かわせ、子どもと良好な関係を築かせようとするものは一体何か? それこそが、脳下垂体から分泌されるホルモン「オキシトシン」なのだという。

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