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 突如として現れた大地の裂け目。研究者らの見解から読みとく、アフリカ大陸の驚くべき将来像――。

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 画像は「DailyNation」より


■家族の団らんを襲った地の裂け目

 昨年3月19日、アフリカ東部に位置するケニア共和国にて、国土を貫くプレート境界線上に大規模な亀裂が生じていることが確認された。

 亀裂は地震と大雨の後に生じ、幅と深さはそれぞれ約15メートルあり、全長は数キロ以上に及ぶ長大なものだ。現地では大地そのものが分かたれてしまったかのような光景が広がるが、一部の報告によると、亀裂は依然として全長を拡大し続けているという。

 亀裂は誕生の瞬間に、幹線道路を引き裂いただけでなく、複数の民家をも破壊した。とりわけ、被災住民の1人である72歳の女性は、夕飯の最中に地割れに見舞われたことで、食卓を囲む家族が分断されるという、映画顔負けの衝撃的な事態に直面したという。

 このたびの事象に類似した急激な地形の変化は、世界各地で散見される。そのほとんどがいわゆるシンクホールと呼ばれる陥没孔で、日本国内では2016年に福岡県で発生した市街地の陥没事故が記憶に新しい。

 さりながらシンクホールの発生は、地下水による石灰岩の侵食や廃坑などの人工的な構造物の崩落などを原因としたもので、あくまで地殻の表層部における出来事である。

 同国の政府は道路の機能回復を最優先し、損壊部分に岩石やセメントを流し込み急場をしのいだが、問題の根本的な解決には至らない。問題の亀裂は、地球という惑星そのものの活動に深く関わっているからだ。

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