キャトル・ミューティレーション再来 ― 発見された“異常な死体”の謎=米モンタナ

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画像は「 KRTV 」より

 アメリカ・モンタナ州の当局が、奇妙な状況で殺害された牛の事件について捜査を進めている。この事件は何十年もの間、研究者たちを悩ませてきた古典的な「キャトルミューティレーション」(家畜の奇妙な切断・殺害事件)現象を彷彿とさせる不気味さを帯びているが、同時に人間の犯行を強く示唆する点もあるという。

 この不可解な事件が明らかになったのは先週のこと。シュートー郡保安官事務所が発表した情報によると、被害に遭ったのはビッグサンディという町の近くにある牧場で飼育されていた牛一頭だ。

古典的ミューティレーションとの奇妙な類似点

 特筆すべきは、その殺害方法の異常さである。報告によると、この牛は舌がきれいに抜き取られ、顎のあたりの皮が剥がされていたという。

 これは、長年謎とされてきたキャトルミューティレーション事件で報告される典型的な手口と酷似しているのだ。これらの古典的な事件では、しばしば鋭利な刃物で切断されたかのような痕跡や、不可解な臓器の摘出が見られ、UFOや未知の捕食者の仕業ではないかと憶測を呼んできた。

しかし犯人は「人間」? 銃創が示す新たな謎

 しかし、今回のモンタナの事件には、これまでの無数のミステリアスな事例とは異なる、奇妙な、しかし決定的な特徴があった。それは被害牛が銃で撃たれていたという事実だ。この点は、犯人が(少なくとも直接的な死因を作ったのは)人間であることを明確に示唆している。

 保安官事務所は「捜査に支障をきたさないよう詳細は公表できない」として、多くの情報を伏せている。だが、同郡の外でも最近になって「これと類似した」事件が他に2件発生していることも付け加えた。

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Image by andrewnawroski from Pixabay

動機不明の犯行、深まる謎

 牛が銃で殺害されたという事実は、エイリアンが関与した可能性をほぼ完全に排除するものだろう。しかし、では一体誰が、そしてなぜこのような残忍かつ奇妙な行為に及んだのか? その動機は依然として不明である。

 古典的なキャトルミューティレーションの手口自体が謎に包まれていることを考えると、今回の事件もまた、同様の不可解な意図を持って行われたのだろうか。複数の謎に包まれたこの事件の真相解明に向け、保安官事務所は地域住民に対し、有力な情報があれば連絡するよう呼びかけている。

 かつて「宇宙人の仕業」と囁かれたこの奇怪な現象は、いまや人間の手によるものとしても語られ始めている。だが、それは本当に“安心材料”と言えるのだろうか。

参考:Coast to Coast AM、ほか

TOCANA編集部

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