大地震を予言する諏訪大社!! 2014年の結果は…?
■2014年の結果は?
さて、気になる今年の結果だが、2014年は、前年より一分上回る「三分七厘」となり、「消費増税など心配な点もあるが、全般に良い年になるのでは」と解釈された。(2014/01/16、長野日報)
ちなみに、粥占は諏訪大社以外の神社でも行われるが、2005年3月15日に佐賀県みやき町の千栗八幡宮で行われた粥占では、「地震に注意」という結果 が出て、5日後の3月20日に福岡県西方沖地震(M7.0)が発生し、死者1名負傷者1,204名という大きな被害地震となってしまった。このように、神々は災害を事前に警告してくれるのかもしれない。
■「御神渡り」も大地震などを予言する?
諏訪大社は諏訪湖の周囲に鎮座するが、この湖では、年によって「御神渡り(おみわたり)」と呼ばれる現象が見られる。どんな現象かというと、厳冬期に氷の亀裂が盛り上がって諏訪湖を縦断するもので、昔の人はこれを見て「上社に鎮座する諏訪大明神が、下社の妃神に会いに行かれる」と考えたそうだ。御神渡りの拝観式は諏訪大社の重要な神事の一つでもあり、亀裂の入り具合でその年の農作物や天候の吉凶を占う。
御神渡りが起きない年は「明けの海」と呼ばれ、凶年とされる。筆者は父方が諏訪の出身で、先祖代々諏訪大社の氏子であるが、この「明けの海」の年には大地震が起きるなど、死者が出ることが多いそうだ。「明けの年」に起きた惨事は以下。
・1995年→阪神淡路大震災
・2010年→御柱祭で死者2名
・2011年→東日本大震災
今年も、現時点で御神渡りが見られず、御神渡りが見られるのは絶望的になってきた。筒粥神事の結果では「良い年」となるとされるが、さてどうなるか? 近年は御神渡りが見られる年が少なくなってきており、明けの海の年に必ず凶事が起きるとは限らないかもしれないが。このような各地で行われる粥占神事の結果で凶相が出た時には、その年は大地震などの災害に注意するに越したことはないだろう。
■百瀬直也(ももせ・なおや)
超常現象研究家、地震前兆研究家、ライター。25年のソフトウエア開発歴を生かしIT技術やデータ重視の調査研究が得意。ブログ:『探求三昧』、Web:『沙龍家』、Twitter:@noya_momose。
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