自閉症を持つ子供の教育に“無表情で無感情”なロボット先生が大活躍!
2014.05.09 12:00
英国バーミンガムのトップクリフ小学校は、自閉症児童の教育に英国初のロボットを使っている。他の子供とのコミュニケーションや集中の難しさから、学校は自閉症の生徒にとって必ずしも落ち着ける場所ではない。しかし、トップクリフ小学校は「ロボット教師」を起用する事により、その問題の答えを見つけた。
ロボット教師のマックス 画像は「Daily Mail」より
この膝の高さしかないロボットは子供と同じ動きをするように作られている。会話、ゲーム、ダンスのプログラミングが可能で、授業で子供たちに教える事も出来る。
「マックス」と「ベン」と生徒に名付けられたロボット教師は人間の教師と違い無表情、無感情でいつも同じ言葉を使い、同じ反応をする。
クラス担任であるイアン・ロウ氏は、自閉症の生徒は、他の大人や子供の多彩で曖昧な反応や言葉から脅威や苛立ちを感じる事があると言う。しかし、無表情で定型的な反応をするロボットからは感じないので、より理解しやすく親しみやすいのだと言う。
この学校は障がいを持つ生徒を普通学級に入れると同時に、障がいを持つ子供専門のセンターも併設されている。その長期的な目標は、障がいを持つ生徒がクラスでその他の生徒と調和出来るようになる事だ。ロウ氏によれば、ロボットを取り入れたことによって、多くの自閉症を持つ生徒が他の生徒と調和できるようになったと話す。
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