スーパームーン(8月11日)前後に日本の太平洋側で大地震?― 前兆と最新予測
■“スーパームーン”の前後が危険か
このように、近日中に日本付近でも大きな地震が発生することが懸念されるが、もし起きるとすれば、“スーパームーン”の前後かもしれない。
スーパームーンとは、月が地球に接近する時と満月が重なる現象のことで、月が大きく見えるようになる。これ自体はそれほど珍しい現象ではなく、今年は3回巡ってくるが、そのなかでも月が地球に最も近づくのが8月11日頃だ。そしてこの期間、月の地球に対する引力が強まり、地震のきっかけとなる可能性も考えられるのだ。
2012年12月、防災科学技術研究所(NIED)の田中佐千子研究員が、「東日本大震災は月や太陽による引力が『トリガー』となった可能性が高い」という説を発表している。もっとも、月の引力は地震を引き起こす力の1000分の1程度しかないが、地殻の歪みが蓄積しているところでは地震発生の『トリガー』になり得ると指摘している。
過去の巨大地震の例を見ても、スマトラ島沖地震(2004年12月)はスーパームーンの2週間前に、東日本大震災は8日前に発生している。また、スーパームーンの直後に大地震が起きた例も少なくない。
以上の情報を総合して、8月11日前後、特に太平洋プレート境界沿いの千島海溝、日本海溝、伊豆・小笠原海溝の周辺での地震に注意したいところだ。
■百瀬直也(ももせ・なおや)
超常現象研究家、地震前兆研究家、ライター。25年のソフトウエア開発歴を生かしIT技術やデータ重視の調査研究が得意。ブログ:『探求三昧』、Web:『沙龍家』、Twitter:@noya_momose
※百瀬氏が企画・執筆したコンビニムック『予言・天変地異』(ダイアプレス)、発売中!
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2024.10.02 20:00心霊スーパームーン(8月11日)前後に日本の太平洋側で大地震?― 前兆と最新予測のページです。地震予知、百瀬直也、スーパームーン、研究、空などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで