モンゴルのシャーマニズムを現地取材!! トランス状態に突入する「ブー」と超自然的宗教儀式

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 ブーのトランス状態を引き起こすために、重要な役割を果たすのは太鼓の音だ。そしてトランス状態にあるブーの身体の中では、風が吹き抜け、意識が拡大し、時空を超えた「明晰な知恵」を得ることができるのだという。

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 羊の心臓と血液、そしてウォッカは、先祖の霊と交信するために役立つそうだ。ひとたび霊がブーに憑依すると、ブーの声色が変わり、精神も変化する。そして針を飲み込んだり、熱した鉄を舌で舐めるなどの行為を見せるブーもいるらしい。また、神々と交信するため、「オボー」と呼ばれる木や石を組み合わせて作った塔が周囲の山頂や峠に立てられることもある。

 モンゴルのシャーマニズムでは、99人の神々が存在すると信じられている。そのうち55人は善い神々、44人は邪神であり、互いに善悪の闘いを繰り広げているそうだ。そのため、儀式も白(善)と黒(悪)に分かれており、白の儀式が悪霊払いや病人の治療のために行われるのに対し、黒の儀式では誰かに呪いをかけるなどする。

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■霊視して見えたものとは…!?

 筆者が取材したブーの儀式では、残念ながらブーに霊が憑依するような光景に巡りあえなかった。しかし、彼らがつくる円陣の周囲には、明らかに異様な空気が漂っていた。そこで筆者はすぐさま霊視を試みたが、そこには守護霊・御先祖霊のみならず、多くの動物霊も降臨していたようだ。


 現在、モンゴルは政治・経済不安の他に、大気汚染などの重要な公害問題も抱えている。一説によると都市部では流産率が3割にも上るのだとか――。ブーたちの祈りが、そのようなモンゴルを良い方向に導く事を願ってやまない。


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深月ユリア
ポーランドの魔女とアイヌのシャーマンの血をひき、魔女占い師・魔女優・オカルトライター・ホラー映画プロデューサーとして国内外で活動。深月事務所代表、TR総合探偵事務所で心霊捜査担当。

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