中国密漁船の目的は本当に赤サンゴか? 燃料費を出資しているのは誰だ?

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 2014年10月の末頃から、小笠原諸島や伊豆諸島の海域に膨大な数の中国漁船が押し寄せた。台風20号の接近でその数は減ったようだが、200隻を超える中国漁船が違法操業をしていたらしい。彼らの目的は中国人が珍重する「赤サンゴ」の密漁だとイわれている。


■相場は昔の10倍! 中国ではダイヤモンド並みの価値を持つ赤珊瑚

 赤サンゴは、翡翠と並んで中国人の好む宝石だ。近年富裕層が宝飾品として買い占めているため、取引相場はうなぎ上りで上昇している。さらに、それに目をつけた人々が投資目的で赤サンゴを買い占めたりするものだから、相場はますます高騰し、もはやダイヤモンド並みの価格で取引されて、現在の相場は10年前の10倍以上だ。


■中国から小笠原諸島まではオーバー2,000km!燃料代は誰が出している?

 中国国内で赤サンゴを獲ることは禁止されているため、一攫千金を目指して密漁者が殺到するという異常事態が勃発したわけだが、本当に赤サンゴの密漁だけが目的なのか疑問の声も上がり始めている。というのも、中国から小笠原海域までの距離は2,000kmを超えている。この海域まで来るだけで、船の燃料費は往復200~300万円はかかるのだ。

 濡れ手で粟といった感じで、網を入れれば赤サンゴが簡単に獲れるのであれば、何百万もの経費をかけても問題はないだろうが、赤サンゴは水深100~300mの深海に生息しており、海上から赤サンゴを探査する専用のレーダーなどはない。適当に網を打って赤サンゴがたまたま獲れるのを狙っているだけなのだ。仮に獲れたとしても、赤サンゴは品質のバラツキが大きく、報道されているようなダイヤモンド並みの値段で売れる物とは限らないのである。

 そのような投機性の高い密漁をする漁船が、200隻も日本の海域に押し寄せているのである。中国の密漁者というのは、よほど余剰資金を持っているのだろうか? それとも誰がこの莫大な燃料費を出しているのだろうか?

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