公邸に幽霊が出るのは日本だけではない ― スカルノも、スハルトも…インドネシア大統領公邸の悪霊
■魔都ジャカルタの不思議
筆者は前回、ジョコ・ウィドド新大統領に取り憑く背後霊の目撃談について触れた。それは、大統領就任式の最中に起こったことだ。どうやらこの国では、大統領が就任初日から霊に取り憑かれるのは通過儀礼なのかもしれない。
インドネシアのことをあまりよく知らない方もいるはずなので補足しておくが、ジャカルタはアジア有数の大都会である。超高層ビルが立ち並び、巨大なショッピングモールが次々に建設され、そこのグランドスペースでは高級車の即売会までやるような国だ。決して獣が出るような田舎ではない。
にもかかわらず、このジャカルタという街は常に幽霊と共に時を歩む魔都なのだ。紙面には超常現象のニュースが毎日掲載され、市民は本気で悪霊の存在を信じている。
そんな魔都ジャカルタでの生活は、いつもスリルとロマンに溢れているということもまた事実なのである。
(文=澤田真一)
■澤田真一
フリーライター。経済情報サイト等で執筆多数。日本とインドネシアを往復する生活を送りながら、記事作成や実地調査などの仕事を請け負う。只今、インドネシア関連の執筆及び調査の依頼を受付中。https://www.facebook.com/masakazu.sawada
・参照「merdeka」
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2024.10.02 20:00心霊公邸に幽霊が出るのは日本だけではない ― スカルノも、スハルトも…インドネシア大統領公邸の悪霊のページです。幽霊、澤田真一、イスタナ・ムルデカ、公邸などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで