知らないと恥！ 本当は怖いお正月!!　あなたは一体何に拝んでいる？

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■死霊を迎え、感謝しよう！

「死霊を迎える」というと、いかにも不吉な感じがしますが、そんなことはありません。それどころか、前向きにとらえることもできるのです。

　たとえば、西洋・東洋問わず、上述した「マジカルタイム」では過去や未来を自分の意思通りに動かすことができる…、つまり、「思う力」による魔法を行うことができる、と古代人は感じていたようです。こうした感覚が、我々の中にも十分に残っていると感じられるのが、まさに「正月」なのではないでしょうか？　ほとんどの人が「去年を振り返り、今年一年の目標を決める」ことを、ごく自然に「行ってしまった」ことがあるのではないでしょうか？　これは、「死霊がそばにいる」時に自然に出てくる、古代人の感覚よみ返った状態だと言えるのではないでしょうか？

　また、正月に、親族や地元の人々に会ったり、初詣に行ったり、家でゆっくりとくつろぐことで、忘れていた記憶や思いがよみ返ってきた経験は誰にでもあると思います。このような、現在の自分を成り立たせてくれている「過去」のよみがえりを、昔の人は「先祖の霊」「死霊」などと呼んでいたのではないでしょうか？　そういう時間には、自然に「思いの力」が強くなり、来年の幸せを呼び寄せることができるのかもしれません。なるほど、そういうことだったら、死霊をお祀りし、感謝する気持ちにもなれますよね。大切な正月を「死霊＝過去に関わった様々な人・物」を思い出し、しっかりと感謝して過ごし、幸せな新年を迎えていきたいものです。
（文＝北澤礼詞）

■北澤礼詞
神々の森神社代表。「占いヒーリングカフェ 神々の森神社」
神々の森神社「本当の初詣」特別企画

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