「皮膚弛緩症」首から上だけ若さと美貌を奪う残酷な病―老婆にしか見えない28歳
最先端の医学をもってしても未だ原因や治療法を解明出来ない病がある。解決法を見出すために日夜、研究は行われているが、その間も多くの人が様々な症状に苦しんでいる。今回お伝えするのは12月9日付の「Oddity Central」に掲載されたある女性の悲惨なストーリーだ。
■顔が! 首が!? 止まらぬある症状とは?
中国中南東部に位置する湖南省に住む2人の子の母親であるホゥ・ジュエン(Hu Juan)さんはこの11年間、奇病に苦しめられている。「皮膚弛緩症」と呼ばれる珍しい症状で、一度発症してしまうと顔と首の皮膚がたるみ、垂れ下がってしまう。ジュエンさんは現在28歳だが、その見た目はまるで70歳代の老女のようだ。
若く美しかったジュエンさんの悪夢は11年前に長男を出産した時に遡る。出産直後、彼女は自分の身体の変化に気づくが、それからわずか6ヵ月でその外見は鏡に映るその姿を自分だと信じられない程に崩壊してしまったのだった。その後、彼女は皮膚弛緩症と診断された。ジュエンさん夫妻は息子を出産した事で症状が出たと考え、再度出産すれば症状は治まるのではないかと再び出産を試みたが、長女を出産後もその外見は変わることはなかった。
皮膚弛緩症とは極めて珍しい病とされている。体内の結合組織(他の組織や臓器を取り囲む支持組織)の疾患であり、これによって皮膚が弾力を失い垂れ下がってしまうのだが、症状が出るのは顔と首に限られている上に、それ以外の体内は正常に機能するのだそうだ。
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2024.10.02 20:00心霊「皮膚弛緩症」首から上だけ若さと美貌を奪う残酷な病―老婆にしか見えない28歳のページです。肌、老化、顔、清水ミロ、皮膚弛緩症などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで