あの偉人も英雄も…!! “予知夢”で歴史が動いた実例12
・ 参謀の白昼夢
日露戦争中最大の海戦となった日本海海戦では、参謀の秋山真之が、一種の白昼夢で所在不明のバルチック艦隊の進路を特定したと言われている。つまり予知夢が、日露戦争という国難に直面した日本を救ったことになる。
・ 童子の一言
『太平記』には、元弘元年(1331年)8月、後醍醐天皇が京都と奈良の県境となる笠置山に一時退避していたときに見た夢の話が記されている。夢の中で美しい童子が現れ、「あなたのお座席は、南向きのあの立派な大樹の下に御座います」と言った。目を覚ました天皇は、「南向きの木」をすなわち「楠」と解釈し、近くに住んでいた武将・楠木正成を取り立てたという。
・ 毛利家の刀
戦国武将の毛利元就が、まだ中国地方の国人領主に過ぎなかった頃、伝来の刀が折れる夢を見た。すると側近の琵琶法師は、「刀が3つになれば『刕』(州の異体字)、つまり国の意味になります。これは、元就様が一国を支配するという夢です」と述べたという。周知のとおり、元就はその後、中国地方随一の武将となった。
こうした各種の予知夢については、超心理学的な説明がなされることが多い。しかし、必ずしも関連付けられていない個々の情報が、潜在意識下で偶然結びつき、夢として現れてくるという説明も可能だろう。あなたが日頃見ている夢も、自らの潜在意識に問いかけるように分析すれば、さまざまなヒントを得ることができるのかもしれないが……。いずれにしても、夢にはまだまだ解明しきれていない謎が残されている。
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2024.10.02 20:00心霊あの偉人も英雄も…!! “予知夢”で歴史が動いた実例12のページです。夢、羽仁礼、アレクサンドロス大王、トトメス4世、日露戦争などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで