カカシとセックスした男性が変死?現場に奇妙な光景=アルゼンチン
人間であれば、「死」は誰にでも平等に訪れる。しかし、死亡時の状況は十人十色だ。英紙「Mirror」などが、男性がカカシ(案山子)の横で死亡していたという奇妙な事件について報じている。
■カカシとセックス中に事故死?
アルゼンチンのサンホセ・デ・ベルケアに住むホセ・アルベルトさん(58歳)は独り者の羊飼いだった。ある日、彼の家から嫌な臭いがするという近隣からの通報があり、警察はアルベルトさんの家に踏み込んだ。するとそこには実に奇妙な光景が繰り広げられていたという。
警察が訪れた際、すでにアルベルトさんはベッドで亡くなっていた。しかし、彼の傍らにはなぜか“カカシ”が転がっていたという。そのうえ、そのカカシは頭にはカツラ、胴体には女性の服が付けられ、顔は化粧などで装飾がなされていた。さらに胴の中には藁が詰められ、そして腰に“大人のおもちゃ”が装着させられていたとのこと。
検察スポークスマンであるロドルフォ・ムーア氏は、「カカシは遺体の隣に転がっており、私たちは彼がカカシとセックス中に何らかの原因で亡くなったと推測している」と発表した。この状況から検察は事件性が無いと見て、現在検死結果を待っているという。
■意外に多い自慰中の死亡事故
実はセックス中や自慰中の死は決して珍しくはないらしい。海外でも2009年、アメリカ人俳優のデヴィッド・キャラダインさん(72歳)が、タイ・バンコクのホテルで首と性器に紐を結びつけたまま死亡し、自慰行為の最中に誤って死亡したと推測される事件があった。また2010年には、英国BBCのニュースキャスター、クリスチャン・ディグビーさん(32歳)が、自宅アパートで同じく自慰行為の結果死亡したと言われる事件があった。日本でも年間200~300人が自慰中に死亡しているとも言われている。
■恥ずかしい死因発表に読者は同情的?
「Daily Mail」紙の読者コメント欄を読むと、
「まあ少なくとも、彼は幸せに死んだと言えるな」
「不幸な男の孤独死――。我々は本当にこういうニュースを知る必要があるのだろうか?」
「なぜ、警察はこの情報を発表する必要がある? 気の毒な男だ」
など、死者への同情とこの事件を発表した警察やメディアへの批判的なコメントが多く見られた。
確かに、上記のキャスターや俳優のように有名人の場合は別だが、アルゼンチンの一般男性の死亡状況を本名と共にここまで詳しく発表する必要があるかどうかは疑問が残る。だが、英米では匿名や仮名報道は記事の信憑性を損なうと考えられ、被害者、遺族、その関係者も全て実名で報道される事が多いらしい。
亡くなった男性は孤独で近親者はいなかったようだが、彼はメディアによってアルゼンチン国内だけではなく、世界中で一躍有名人となってしまった。こういう状況でも葬式は行われるだろうが、参列する人々はいったい心中何を思うのだろうか……。
(文=美加リッター)
参考:「Mirror」、「Daily Mail」ほか
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