白内障が“手術なし”で治る時代へ!! 「ラノステロール」点眼薬がカギだった!
年齢を重ねるにつれて多くの人が発症する目の疾患、それが「白内障」だ。水晶体を構成するタンパク質に変異が起こり、白く濁ることで、視界がかすんだりモノがぼやけて見えるようになる。いまだ根本的な原因は解明されておらず、治療法はもっぱら手術のみ――のはずだったが、ついにそのような状況を大きく変えることになる革命的発見がなされたという!!

今月22日、学術誌「ネイチャー」上で驚くべき成果を発表したのは、米・カリフォルニア大学サンディエゴ校の分子生物学者リン・ザオ博士や、中国・中山大学の科学者たちからなる研究グループだ。彼らは、白内障の発症が、動物の体内で合成されるステロイドの一種である「ラノステロール」と深く関係していることを初めて突き止めた。
研究グループが今回の発見に至るキッカケを与えてくれたのは、先天性白内障患者である中国人のきょうだいだった。検査によって、きょうだいの遺伝子にはラノステロールの生成を阻害する変異がみられることが判明。彼らの両親にそのような変異は見られず、白内障も発症していなかったことから、ラノステロールには白内障の発生を防ぐ効果があるように思われた。
そして研究グループは、ラノステロールを主成分とする点眼薬を作成、献眼された人間の眼球・白内障のウサギ(13匹)・白内障の犬(7匹)にそれぞれ投与し、効果の程を確かめたのだった。すると、人間の眼球では白内障が溶けるようにして小さくなり、ウサギでは11匹に症状改善や完治(6日後)、さらに犬でも完治を含めた好ましい効果を発揮したという。
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