【池袋暴走事故】根深い「てんかん差別」に根拠なし!! 糖尿病・心臓病の方がずっとヤバい可能性(最新研究)

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 今月16日の夜、東京・池袋で乗用車が暴走して歩行者5人が死傷するという悲惨な事故が発生した。逮捕された医師・金子庄一郎容疑者(53)には、てんかんの持病があり、治療を受けていたことが判明している。

epilepsy.jpg画像は「ANNnewsCH」より引用

 事故との因果関係は今後の捜査を待たなければならないが、てんかんの患者が運転中に発作を起こして交通事故に至るケースはしばしば報道で大きく取り上げられるため、社会には「てんかん患者からは運転免許を剥奪すべき」「てんかん患者は事故予備軍」との極端な意見も散見される。


■てんかん患者と交通事故リスクの真実とは!?

 しかしこの点について、科学は客観的な視点にもとづき冷静な判断を下している。今年5月7日、学術誌「Epilepsy & Behavior」上に発表されたホフストラ・ノースショアLIJ医科大学(米・ニューヨーク)のPuja Appasaheb Naik博士(精神神経学)らの研究は、てんかん患者であるドライバーの方が一般ドライバーよりも高い交通事故リスクを示すと断言することはできないと結論づけているのだ。さらに驚くべきことに、糖尿病や心臓病を患っているドライバーのほうが、てんかん患者のドライバーよりも交通事故のリスクが高い可能性もあるという。

 研究グループは、世界最大級の医学文献データベース「PubMed」で1996年以降に発表された、てんかん患者と交通事故をテーマとする8件の研究について精査した。すると、そのうちの2件において、「てんかん患者の交通事故率は一般ドライバーよりも低い」ことが判明。もっとも3件においては、その逆を示していたものの、さらに残りの3件では、そもそも「てんかんの発作が原因である交通事故は2,800件につき1件」と稀であり、死亡事故の発生率を見れば、「他の疾患(糖尿病や心臓病など)に起因するものは26倍」、「アルコール中毒に起因するものは156倍も高い」ことが明らかになっている。

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