一家全員の顔の変形が止まらない「シェイプシフト家族」! まったく原因不明の未知の病=インドネシア
インドネシア北スマトラ州に住むマヌルン家は、顔面がどんどん変形していくという原因不明の病気を抱えている。マヌルン家の6人の子供のうち4人に病気の症状がみられる。
「僕の顔は尖っていきます。ここの頬のあたりです。以前はふっくらとしていました。少し丸みを帯びていました。しかし、今はこの部分がどんどん細くなっていきます。こうして変わっていくのです」
そう語るのはスリャさんだ。スリャさんはマヌルン家の長男で、他の5人の姉妹とともに暮らしている。
一方、姉妹の一人であるチウアさんだけ顔面が変形していない。
「どうして私だけ他の兄弟姉妹とこんなにも違っているのでしょうか? でも、成長して、私が気づいたのは、それは両親からの遺伝なのだということです。私の兄弟姉妹は父から遺伝子を受け継いで、私は母から多くを受け継いだんです」(チウアさん)
スリャさんらは顔面が変形しているものの、その症状によって日常生活に支障を来すことはない。もし疲労感に襲われるなどの問題があれば医者に診断してもらうが、そうではないので特に問題視していない。スリャさんは「町を歩いていても、僕たちには何の問題もありません」と語る。誰もスリャさんらをからかわないし、侮辱的な扱いもしないからだ。しかし、町を出ると、見ず知らずの人たちに驚かれるという。
他の姉妹から「顔が全然違う」と言われたチウアさんは、そのことにやや負い目を感じている。
「自分の顔が他の兄弟姉妹の顔と全然違っていることを時々申し訳なく思います。私は、他の人たちからいじめられたり、ばかにされたり、笑いものにされたりすることなく、普通の生活を送っています。でも、兄弟姉妹がそういうことをされて悲しんでいるなら私も悲しくなります」(チウアさん)
一方、スリャさんらは自分の顔が尖っていくのを受け入れて、この病気とともに生きている。顔の変形は神からの贈り物なので、むしろ感謝しているという。彼らはTikTokに動画を投稿し、その動画が今年6月には大いに話題となった。動画を見た人々はスリャさんらを気の毒がるが、スリャさんらは同情を得たくて動画を投稿したわけではない。むしろ、知名度を得て、生活費を稼ぎ、生活水準を向上させるために病気を利用したのだ。スリャさんは「僕の考えでは、この症状とともに成長していくことに劣等感を感じていました。でも、今はもう、全くそんな気がしません」と微笑む。
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2024.10.02 20:00心霊一家全員の顔の変形が止まらない「シェイプシフト家族」! まったく原因不明の未知の病=インドネシアのページです。インドネシア、遺伝子、顔面、変形、TikTok、標葉実則などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで