少女の命が宿る「世界一呪われた人形」が自ら失踪! 不気味な写真も…!

 キーウェストは、アメリカ本土最南端に位置する島だ。文豪ヘミングウェイが、6本指の愛猫たちと晩年を暮したことでも知られている。筆者も一度近くまでドライブしたことがあるが、「サンシャイン・ステート」(フロリダ州の別名)と呼ばれるだけあって、太陽はギラギラ、白い砂浜はハレーションを起こすほど眩しい。そんな明るさだけが際立つ楽園かと思いきや、どうやらダークサイドも存在していたようだ。


■「カメラ嫌い」人形の最後の写真

少女の命が宿る「世界一呪われた人形」が自ら失踪! 不気味な写真も…!の画像1「オージュボン・ハウス」 画像は「Wikipedia」より

 英紙「Express」によると、キーウェストには有名な幽霊屋敷があるという。しかも、そこには「世界一呪われた人形」と目される怪奇な人形が住んでいたというのだ。

 屋敷の名前は「オーデュボン・ハウス」またの名を「ガイガー・ハウス」という。1830年代のキーウェストは、沈没船から金銀財宝を掘り出すサルベージ産業が盛んで、この屋敷の当主だったジャック・ガイガー船長もサルベージで財を成し、妻と9人の子どもたちと住むために屋敷を建てたそうだ。現在は博物館としてオープンしており、3階建の瀟洒な邸宅と広い庭園には鯉の泳ぐ池もある。一見平和そのものに見えるのだが――。

 実は、館内で子どもたちの笑い声や姿を見たという目撃情報が後を絶たないというのだ。また、セキュリティ・システムが導入されると、アラームが頻繁に鳴るようになり、警備員が駆けつけると、異常無し。なぜか子ども部屋でのみ起きる現象となっていた。まるで大人たちをからかって遊んでいるかのように――。

 実は、かつて町にコレラが蔓延した時代、瀕死の子どもたちがこの部屋に担ぎ込まれたのだという。健常者から隔離するため、重苦しい部屋に幽閉されて最期の時を過ごしたと聞く。明るい南の島の暗黒史といえよう。

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