少女の命が宿る「世界一呪われた人形」が自ら失踪! 不気味な写真も…!
また、前出の世界一呪われた人形は、「カメラ嫌い」の人形としても知られている。人形は200年以上前のもので、持ち主は10歳の時コレラで亡くなったガイガー船長の娘ハンナだった。子ども部屋の片隅で、おもちゃのベビーカーに乗せられて展示されていたという。
不思議なことに、見学者が人形を写真に撮ろうとすると、シャッターが切れなかったり、何も写らなかったり、写っても黒い筋が入ったりするというのだ。ある時はカメラのカバーが突然外れ、フィルムが感光してしまったことも。実は、この時のカメラマンこそ「ディスカバリー・チャンネル」の辣腕ディレクターだった。彼は人形の怪現象騒ぎを暴くためカメラを持ち込んだのだが、逆にこの人形に興味を持ってしまうことに。後日、仕切り直して撮影に挑んでいる。
そのときの写真が、これだ。
現存する写真としては、これが人形を写した最後の1枚ということになる。黒い筋が、はっきりと入っているのが分かる。
その後、ディレクターは人形にまつわるドキュメンタリー番組の制作を決定。だが撮影当日、人形は忽然と姿を消してしまった! しかも、それまで毎晩のようにセキュリティアラームが鳴っていたにもかかわらず、前夜はまったく作動しなかったという。以来、人形の行方は知れない。
お世辞にも愛くるしいとはいえないこの人形、誰かが欲しくて持ち去ったとは考えにくい。関係者の間では「ドキュメンタリー番組が嫌で、人形自ら失踪してしまったのでは?」と、まことしやかに囁かれているらしい。そうだとしたらそのうち、なにくわぬ顔で戻ってきて、ベビーカーの中でちんまりと座っているかもしれない。世界中で最も呪われた人形のことだ、それくらい意表を突いてくれてもいいではないか。
(文=佐藤Kay)
参考:「Express」、「Trending News Archive」ほか
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2024.10.02 20:00心霊少女の命が宿る「世界一呪われた人形」が自ら失踪! 不気味な写真も…!のページです。人形、心霊写真、博物館、佐藤Kayなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで