P78 ドゥラット・アル・バーレーン/バーレーン
【莫大な富が産み出した馬蹄と魚の奇妙な島】
ど派手なウォーターフロント計画は、今や中東の独壇場。ドバイのパーム・ジュメイラやパーム・ジュベル・アリが有名だが、中東の島国、バーレーンにも現在進行形で開発が進む奇妙な人工島がある。総面積21平方kmを誇るドゥラット・アル・バーレーンがそれである。馬蹄形の6つの島と5つの魚型の島から成り、それぞれは橋で結ばれている。完成は2015年中を見込んでおり、5つ星のリゾートホテルやゴルフ場の建設が進行している。一方のドバイも負けじと、最近ではさらに大きな人工島を計画しているらしい。まるで人工衛星撮像を意識したかのような、中東のウォーターフロント開発競争は、今後どんな奇抜な島を生み出すのだろうか。