“日本の恥、低俗かつ害悪” 根強い偏見で歌舞伎町のストリップ劇場が廃業危機?
こうしたトラブルについて、東京地裁で敗訴となった後、劇場としても、「判決文を見るとまだまだ、“ストリップは低俗かつ害悪であり、その劇場は廃止するべきだ”と底流に根強い偏見があったと言わざるを得ず、当劇場の努力だけでは如何ともしがたい窮状にあります」などと記した文書をホームページに公開した。これまでに署名は400筆以上集まっている。署名するだけに訪れる人もいたり、郵送で署名を送ってきたりする人もいるという。他の劇場でも署名活動をしてくれている。それだけT・Sニュージックが閉鎖するのではないかという危機感があるということだ。
踊り子のひとり、時咲さくらさんはデビュー以来、3年半のキャリアを持つ。月に2ステージ(※1ステージは10日間)、これまでに約70ステージに立っている。T・Sミュージックのほか、上野や渋谷、池袋、蕨、東大阪でも舞台をこなす。
「お客さんは真面目な人、楽しい人、愉快な人と様々です。そんな中、お客さんからいただく笑顔が一番うれしい。また会えたという喜びもある。本気で気持ちをぶつけられる喜びもあります。芸能は神様から頂いた贈り物。神様の祭りです。練習した成果であるパフォーマンスをみてもらう場、お姉さんたちが作ってきたこのステージがなくなるとすれば、正直、寂しい」
(文=渋井哲也)
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2024.10.02 20:00心霊“日本の恥、低俗かつ害悪” 根強い偏見で歌舞伎町のストリップ劇場が廃業危機?のページです。東京五輪、渋井哲也、ストリップ、T・Sミュージックなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで