全員消えたナハ部族、大量の首なし遺体! 先住民も恐れる秘境「ナハニ渓谷」の謎

■ナハニ渓谷には未知の存在がいる!?

 先住民たちはナハニ渓谷には、未知の動物“ワヒーラ”が存在すると語り継いできた。それは巨大なオオカミのような動物だが、我々が知るオオカミよりもはるかに大きく、全身が白く長い毛で覆われているという。

 その姿は、1800万年も前に存在したとされるベアドッグ(熊犬)のような哺乳動物Amphicyonに酷似していたとされる。そんな有史以前の動物が、つい最近までナハニ渓谷に存在していたということはあり得るのだろうか? 

 普通に考えれば、あり得ないと思われるが、気になることがある。それは、ナハニ渓谷が、一年を通じて気温が比較的高く維持された陸の孤島だということだ。今日まで文明を寄せ付けず、自然はほぼ手つかずのまま。その地であれば、太古の動物が生き続けてきた可能性もあるかもしれない。

 そして、興味深いことに、ワヒーラは超自然的な力を持った邪悪な存在で、人間の頭をもぎ取ってしまうとも先住民たちが語ったのである。

全員消えたナハ部族、大量の首なし遺体! 先住民も恐れる秘境「ナハニ渓谷」の謎の画像3※画像:Amphicyonの想像図 「Amphicyon」Wikipediaより


 冷静に考えれば、先に紹介したような事件がワヒーラ、あるいはベアドッグによるものだとは考えにくい。他にナハニ渓谷での怪奇現象を説明し得る手掛かりはないのだろうか?


■UMAたちが眠る地?

 実は、ナハニ渓谷ではUFOの目撃例が多数あり、それに加えて、巨人(サスカッチ=ビッグフット)も目撃されている。今まで見落とされてきたのは、極めて人口が少ないため、報告件数も少なく留まったからだろう。

 ここで思い出されるのが、UFOと巨人が頻繁に目撃されてきたソロモン諸島である。開発の進まないソロモン諸島では、UFO(ドラゴン・スネーク)の地下基地が存在し、それを巨人が守っていると島民によって語られてきた。そして、無慈悲にも島民たちはUFOと巨人に襲われる歴史を歩んできたことを筆者は本サイトにおいて報告している。

 そんなソロモン諸島と同様に考えれば、ナハニ渓谷にもUFO地下基地が存在し、人間を近づかせないために、一部の先住民に加えてワヒーラを利用してきた可能性が見えてくる。ブラジルのマットグロッソにおいて、アトランティス人が好戦的なモルセゴ族を利用して、地下都市への入り口を守ってきたと言われてきたように……。

 そして、もうひとつ伝説が存在する。それは、ナハニ渓谷の地下資源に関心を持たなかった人間には危害が及ばないというものだ。これもソロモン諸島での状況と同様である。謎のナハ族はどこからともなく現れ、地上から忽然と姿を消している。それを考えると、ひょっとするとナハニ渓谷にも未開拓の地下資源が存在し、地下都市への入り口があるのかもしれない。

 現在、ナハニ国立公園には毎年800から900人が訪れている。いったい彼らのうちどのぐらいの人々が「首を斬られた男たちの谷」として語られてきたことを知っているのだろうか?
(文=ケイ・ミズモリ)

■ケイ・ミズモリ(水守 啓) 神秘現象の解明に取り組むサイエンスライター。
ホームページ <http://www.keimizumori.com/
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