「空飛ぶスパゲッティ・モンスター教」に入信する方法と7つの厳しい戒律

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■ザルをかぶった写真で運転免許証取得

画像は「wcvb」より

　アメリカがいくら自由の国といえども、運転免許証の写真に特別な理由もなく帽子をかぶったりサングラスをかけることは認められていない。マサチューセッツ州に在住のミラー・リンゼーさんは、ザルをかぶった写真で申請したところ、はじめは却下されたものの、アメリカの免許証写真に規定されている「医学的または宗教上の理由がない限り帽子などを着用してはならない」という事項を盾に異を唱え、「自分は空飛ぶスパゲッティ・モンスター教徒であり、ザルをかぶるのは宗教上の理由である」と反論したのだ。

　だからなんだとなりそうなところであるが、免許センターのWEBサイトには「すべての宗教について同等に取り扱う」と記されていたことから、アメリカのヒューマニスト協会がリンゼーさんに協力して申請抗議を行った結果、見事、ザルをかぶった写真が公式に認められることになったのである。

　リンゼーさんは、「ザルをかぶることは自分の信念を示しているのよ」と語っている。彼らは自らの「宗教」をラスタファリアニズムならぬパスタファリアニズムとも呼び、イエスキリストと同じくらい「空飛ぶスパゲティ・モンスター」の存在を信じているのだそうだ。

　公式サイトによれば、リンゼーさんの免許取得以後、ザル写真で免許を取得している空飛ぶスパゲッティ・モンスター教信者の方は多数いるそうだ。なんだか免許センターも笊ザルになっているようだが大丈夫だろうか、とこっちも心配になってしまう。

 
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