【閲覧注意】泥酔したまま、マイナス30度の屋外で眠った女性の末路がトンでもなさ過ぎた
年末年始の飲み会――。つい飲み過ぎて、駅や道端で寝込んでしまった経験を持つ方も多いと思う。しかし、それがマイナス30度にもなる極寒の土地だった場合……、笑いごとではなく、命にさえ関わる問題となるのだ。
■マイナス30度の屋外で酔ったまま眠る
カナダ、サスカチュワン州は厳しい冬で有名な土地だ。厳寒期には、コップの水を地面に捨てる前に氷柱になるという。
昨年12月、オーストラリア人のエマ・クアークさんは友人と真夜中にバーを訪れた。そして酔ったクアークさんはタバコを吸いに行くと言い残し、上着も手袋も身に着けないでマイナス30度の戸外に出た。そして彼女は3時間後に老人ホームの庭で丸くなって寝ているところを見つけられた。アルコールの酔いで前後不覚に陥り、なぜそこに倒れているのか記憶もなかったという。
発見後クアークさんは直ちに病院に担ぎ込まれたが、「運がよければ指は助かる。でも運が悪ければ両手を失う可能性がある」と看護婦から告げられた。その時彼女の指は凍傷で真紫になっていた。
凍傷は極度の低温はもちろん、0℃を少し下回る程度の温度でも長時間さらされると生じる。また凍傷の回復時には一旦、凍った神経が解凍されることによりものすごい痛みを感じるらしい。クアークさんもヒドイ痛みがあって、強力な痛み止めを飲み続ける必要があったという。
数日後、専門医が凍傷の影響で彼女の指に溜まった大量の膿を切開するために、顔や身体をプラスチックのガードでしっかり覆って現れた。指に溜まりきった膿は破裂一歩手前で、切開時には病室のあちこちに飛び散るほどだったという。
現在、幸いなことに彼女の手は回復しつつあり、指を使うこともできるようになったとのこと。しかし医者は、左の小指と右の中指の回復に懸念があると言う。クアークさんはこう話す。「これらの指2本が本当に回復するかどうかは、6月までわからないと医者からいわれているの。もし指を切断しなければならなくなったら、特別オーダーの可愛い義指を着けたいわ」。
クアークさんは画像アップロードサイトの「Imgur」に自分の凍傷の写真を投稿。そしてこう書いている。
「私がこの経験から学んだ教訓は……」(クアークさん談)
1.全くの愚か者にならないこと。
2.前後不覚になるような酔い方をしないこと。
3.もし前後不覚となっても、少なくとも家まで帰る方法がわかっていること。
4.全ての状況においてユーモアを持つこと。
クアークさんの指の回復、そして彼女が今後このようなアブナイ酔い方をしないことを祈る。日本では鉄道事故の4割はアルコールによって起きているらしい。読者の皆さんも記憶を失うようなお酒の飲み方にはご注意を!
(文=三橋ココ)
参考:「Daily Mail」ほか
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