70年間、無人にもかかわらず家賃が払われ続けた「時が止まった部屋」の秘密=パリ
2016.01.19 12:00
画像は「Twistedsifter」より
第二次世界大戦勃発後、ナチスの侵攻によってフランスがドイツに降伏すると、街ではドイツ兵が市民を監視し、あちらこちらにハーケンクロイツの旗がかけられるようになった。食うや食わざるやの時代、配給制となったパリの食料事情も厳しくなり、猫のスープからカラス料理まで登場したという。そんな戦火から逃れるためにフロリアンさんはパリを捨て南仏へと移住したが、思い出のたくさん詰まったパリの部屋だけはどうしても手放すことができず、70年もの間、亡くなるまで家賃を払い続けたそうだ。
画像は「Twistedsifter」より
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静止した時間を破り部屋を開けてみると、ほこり臭さはあったものの、ヘアブラシから手紙、香水、鏡、化粧品、アンティーク家具といった日用品から、ダチョウのはく製やミッキーマウスの人形など、当時パリの社交界で花を咲かていた女優フロリアンさんのパリジェンヌとしての生活がそのまま残されていた。
しかし、いちばん調査団を驚かしたのは壁に掛けられた女性を描いた「一枚の肖像画」だった。
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2024.10.02 20:00心霊70年間、無人にもかかわらず家賃が払われ続けた「時が止まった部屋」の秘密=パリのページです。アナザー茂、パリ、アパート、ジョヴァンニ・ボルディーニなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで