実態解明は近い？「エリア51」にまつわる疑惑の噂トップ7

2016.01.22 10:00

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●エリア51内にはUFOの発着所がある!?

「周辺で目撃されるUFOは基地内にある発着所を利用している」というのがUFO愛好家らには通説のようである。エリア51の元職員でステルス戦闘機の開発にも携わった天才科学者ボイド・ブッシュマン氏も死の直前、エリア51内には宇宙と通じる特別なルートがあるとインタビューで答えている。

　ブッシュマン氏の発言については懐疑的な意見があるものの、氏はエリア51と宇宙人の関係について衝撃的な発言を多数遺しており、宇宙人らはこの『エリア51宇宙』ルートを利用し、地球に降り立っていると主張している。

●エリア51内では地球製のUFOを製造している!?
　これまでにナチス・ドイツ製のUFOが存在した可能性が報告されていたが、前述したブッシュマン氏はインタビュー内で地球製UFOの設計図も公開している。また氏は「反重力技術は存在する」と主張し、自身の実験結果も併せて説明しているが、なかなか同意は得られなかったようだ。しかしブッシュマン氏が主張するところによると、米国は、中国・ロシアらとこの技術を使用しUFO製造にむけて研究を進めているという。

●宇宙人の協力の下、高性能軍事飛行機の開発を行っている!?
　米国はなぜここまで高性能な軍事飛行機や兵器を保有しているのだろうか。圧倒的ともいえるその軍事力の裏には宇宙人による技術提供などの協力があったからこそだという。そしてそれら軍事兵器の開発、製造、実験がすべてエリア51で行われているというのだ。これが事実ならば、宇宙人はその見返りとして何を求めているのだろうか。

●ロズウェル事件で墜落したのはUFOではない!?
　ここまでエリア51にまつわるUFO・宇宙人の噂や暗躍説を紹介してきた。エリア51＝UFOとなるきっかけはやはり1947年におきたロズウェル事件であろう。しかし、このロズウェル事件そのものが米政府の隠蔽工作だとしたらどうだろうか。

　調査報道ジャーナリスト、アニー・ジェイコブセンによって書かれた『エリア51－世界で最も有名な秘密基地の真実―』（太田出版）によると、ロズウェルに墜落したのはUFOではなくソビエト連邦の独裁者スターリンによって送り込まれた飛行体だったという、衝撃的な内容が記されているのだ。また驚くことに実際に乗っていたのは子どもであり、その子どもたちはドイツ・アウシュヴィッツ強制収容所から連れて来られた者たちだったという。

　また回収された乗組員の遺体を見たというある技術者は、ジェイコブセン氏に「子どものようにも見えたが、大きな頭蓋骨、巨大な目はとても人間には見えなかった。なぜならそのグロテスクに変形した乗組員らは、おぞましい人体実験で有名なナチスの医学者ヨーゼフ・メンゲレ医師により人体改造された子どもたちだったからだ」と証言している。

　米国はそれらの残骸や遺体を国家最高機密としてエリア51に保管しているというのだが、ではなぜ米政府はソ連のこの非道な行為を公にしなかったのだろうか。ジェイコブセン氏は、その理由として『米国も冷戦下、ソ連と同様に人体実験を行っていたため』としているのだが、推論であり真相はいまだ闇の中である。

　……ここまで書いていてなんという恐ろしい場所だ、とあらためて震えがくるが、さもありなんな気もしてしまう。しかしながら、ここまで多くの噂が流布している基地は他にはないだろう。このエリア51の歴史をさかのぼれば1950年代、米ソ冷戦時代にまでたどり着く。ようやく政府はエリア51についての情報を解禁したとはいえ、ヒラリー・クリントン氏が大統領に当選した暁には、ぜひともこれらの謎を解明していただきたいと願うが、読者の皆さんはいかがだろうか。
（文＝遠野そら）

参考：「UFO Sightings Hot Spot」、「The Richest」ほか