金曜日のアヤシイ実験室!!
【怪しい実験室】硫黄を燃やしてあの“硫化水素”よりも刺激性が強い毒を作成?
2016.02.05 18:20
●燃焼ガスに注意
硫黄が燃焼した時に発生するガスは二酸化硫黄と呼ばれかなり強烈な刺激臭を持つので注意が必要。かなり強力な刺激性ガスで、硫化水素よりも刺激性が強く有毒だ。吸い込むとくせ込み、目に入ると涙が止まらなくなる。
余談であるが、二酸化硫黄は硫酸の主原料となる。二酸化硫黄をさらに酸化して三酸化硫黄にし、水に溶かした物が硫酸となる。
●硫黄の取り扱い
硫黄自体の毒性は弱く、大量に口に入れない限りはまず問題ない。ただ、空気と反応して硫化水素などの含硫黄ガスを発生することがある。このガスは心配するほどの毒性はないが、金属製品を変色させる性質があるため、特に銀と銅製品は硫黄ガスのダメージを強く受けるだろう。銀の指輪などはあっという間に真っ黒に錆びてしまうので注意が必要だ。
●硫黄の応用
硫黄は殺菌作用を持つ。さらに皮膚にダメージをあまり与えないため、水虫などの治療薬として使えるようだ。自然硫黄を細かく砕いてお湯にとけばあせもなどの治療薬にも使えるようである。
(文=POKA)
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