「イギリスで最も呪われた家」がただ今売出し中! フロア血の海、脇腹に蹴り…リアル・シャイニングが体験可能?
英紙「Daily Mail」(2月1日付)は、現在「イギリスで最も呪われた家」が18万ポンド(3,070万円)で売りに出されたと報じている。
■中世にまでさかのぼる“事故物件”
2004年、ヴァネッサ・ミッチェルさん(43歳)は、イギリス・エセックス州セント・オシスにある一軒のコテージに一目惚れして移り住んだ。
だが、この「ケージ(鳥かご)」と呼ばれる家に引っ越してまもなく、彼女の身に次々と奇怪な現象が降りかかるようになった。フロアが血の海に染まるのを目撃したり、歯を磨いていたら突然、脇腹にケリを入れられたり……。
実のところ、ヴァネッサさんはこの家を買う前、奇妙な噂を耳にしていたと話す。それは、絶好のロケーションで素敵な佇まいなのに、オーナーは短ければ半年で出て行ってしまうというものだった。
「奇妙だとは思いました。でも、不動産屋はこの家の歴史について一切教えてくれなかったんです」(ヴァネッサさん)
実はこの家、中世の時代に監獄として使用されていたのだった。さらに、イギリスで最も悪名高い「魔女狩り」の舞台として、罪を着せられた8人の女性が縛り首にされた刑場でもあったのだ。つまり、家の屋号の「ケージ」とは鳥かごではなく、牢獄を意味していたのだ。
■防犯カメラに“バフォメット”が映りこむ
不気味な現象はさらに続く。ヴァネッサさんが妊娠8カ月のとき、いきなり背後から突き飛ばされ転倒してしまったのだ。彼女は、あまりのショックに口も利けない状態だったという。不幸中の幸いは、このときお腹にいたジェシー君に怪我はなく、現在は8歳になっていることだ。
これまでに霊媒師、霊能力者、ゴーストバスターと、あらゆる力に頼ってみたものの、一向に効き目がなく諦めムードが流れていた。だが、とうとう決定的な事件が起きてしまった。なんと、家の防犯カメラにバフォメット(ヤギの頭をもつ悪魔)が映りこんだのだ!
長い間、邪悪なものの気配を感じながらも、親子二人で暮らしてきたヴァネッサさんだったが「もう限界です。ジェシーが使っていたベッドに、背が高く黒ずんだ姿が立ちはだかったんですから」と、家を手放す決心をしたという。
現在、ヴァネッサさんは少し離れた場所に住み、防犯カメラでコテージの中を監視している。「最近は全くあの家に行っていません。行くときは必ず誰かと一緒です。でも、室内には絶対に足を踏み入れないようにしています。あの家に何が住んでいようが、“奴ら”は私を嗅ぎつけるんですよ」(ヴァネッサさん)
いわくつきの不動産だが、おそらく好事家は欲しがるかもしれない。悪魔憑きのコテージが高いのか安いのか、相場的には不明だが。
(文=佐藤Kay)
参考:「Daily Mail」ほか
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