「パレスチナは日本人に失望している」国際手配された映画監督・足立正生インタビュー

■アラブ人の親日感情は吹っ飛んだ
――パレスチナの人たちは、日本にはどういう印象を持っていたりするんですか?
足立 第二次大戦で欧米に楯突いたっていうのを、おおいに尊敬してるね。あと「広島・長崎でやられたのを、まだやり返してないね」って。あとは、どこのアラブの人も同じだけど、富士山と芸者とラジオとテレビ。あとトヨタとかね。
――リッダ闘争の印象とかはどうなんでしょう?
【リッダ闘争:テルアビブ空港乱射事件。1972年5月30日に、イスラエルのテルアビブ近郊都市ロッドにあるロッド国際空港で発生した機関銃乱射事件。犯行を実行したのは、日本赤軍幹部の奥平剛士(当時27歳)と、京都大学の学生だった安田安之(当時25歳)、鹿児島大学の学生だった岡本公三(当時25歳)の3名。そのうち奥平と安田はその場で死亡。岡本は逮捕され終身刑で服役した後に釈放され、現在も生存している。岡本は足立正生監督作品「幽閉者」のモデルでもある。】
足立 リッダ闘争のあとね、タクシー運転手でもなんでも、どこでも、商魂たくましい商社マンたちにまで「日本人か!ああ、それならいいよ!」っていうことが7年ぐらい続くんですけどね。日本では冷酷非道なテロリストですけど、パレスチナ人たちがどんどんやられちゃってる時期に、あのリッダ闘争をやったから、みんな息を吹き返したよね。アラブの国家まで支持表明してたりしたからね。
それがずーっとあとになって、小泉が自衛隊をイラクに送ったでしょ。そのことはアラブの人たちには大ショック。あれで親日感情が消え、ガラッと変わる。
そしたらそれに上乗せして、安倍がアラブとイスラエルに行ってさらにヒドいことやっちゃってね。イスラエルとの経済交流や武器の共同開発などを始めて、親日感情がほぼ吹っ飛んだね。アラブの人たちはみんな怒ってますよ。
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2024.10.02 20:00心霊「パレスチナは日本人に失望している」国際手配された映画監督・足立正生インタビューのページです。イスラエル、アイヌ、パレスチナ、ISHIYA、カフカ、断食芸人、足立正生、国際手配などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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