埼玉少女監禁事件は狂言か? 捜査員も言葉を濁す「最後にして最大の謎」とは?

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埼玉少女監禁事件は狂言か? 捜査員も言葉を濁す「最後にして最大の謎」とは?の画像1※画像:『YouTube』 ANNnewsCHより

 2014年3月に埼玉県朝霞市で帰宅途中の女子中学生(15)がこつ然と姿を消した事件が、急展開を見せた。

 3月27日の昼過ぎ、駅の公衆電話から110番通報したのがきっかけで、東京・東中野で女子生徒が保護されたのだ。女子生徒は警察に「男に連れまわされ、監視されていた」と告白。翌28日、未成年誘拐の疑いで寺内樺風容疑者が確保された。容疑者は逃亡先の静岡県伊東市で自殺を図ったものの、失敗。付近の病院に緊急搬送された。

 その間、明らかになってきたのが2年間に及ぶ異様な監禁生活だ。寺内容疑者の実家は大阪で、2011年に千葉大学情報画像学科に進学するため、大学近くのアパートでひとり暮らしを始めた。間取りは2Kで家賃は4~5万円台。千葉大の担当教授は「成績は普通だったが無断欠席などもなく、礼儀正しい学生だった」と語る。

 同容疑者は2012年10月から13年9月まで休学し、カナダに留学。米国で航空免許を取得したとされる。帰国後はデータ解析などを専攻し、卒業要件を上回る単位を取得して卒業。この春から消防関連会社の技術職として採用が決まっていた。

 一見すると、どこにでもいる学生だが、その裏で少女を監禁していたのだから恐ろしい。同容疑者は14年3月に埼玉県朝霞市で女子生徒を見つけ「両親が離婚した。弁護士に会わせる」と言葉巧みに車内に誘導。そのまま千葉のアパートに連れ去った。車内で女子生徒は目隠しをされていたという。

 その後、容疑者は女子生徒に「おまえは親に捨てられた。誰も捜していない」「親の借金のカタでおまえを預かる」と“言葉責め”し、女子生徒を心身ともに支配した。

 アパートのドアは内側から開けられない仕組みになっており、寺内容疑者が不在の時も少女は逃げ出すことができなかったという。一部では容疑者が大学で講義を受けている間や、ゼミ合宿などで外泊する時も遠隔監視していたという情報がある。

 臨床心理士は、「この状況下で『逃げるチャンスはいくらでもあったのに』と言うのは愚問。心理的に支配されており、逃げ出す気力もなかったはず」と指摘する。一方で、女子生徒の身体に暴行のあとはなく、部屋でも結束バンドなどで拘束はされていなかった。そればかりか、宅配業者の届ける食材を容疑者に代わって受け取り、ハンバーグや唐揚げなどの料理も作っていた。

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