【人類滅亡】聖書の預言と最新天文学が完全に一致! 恐るべき終末の光景とは?

 ユダヤ社会には昔からあるユニークな伝統がある。それは社会の頂点に立つのが「預言者である点だ。なんと預言者のほうが世俗の王(キング)よりも権威が高いとされるのである。それはなぜか。答はユダヤ民族の世界観にある。

【人類滅亡】聖書の預言と最新天文学が完全に一致! 恐るべき終末の光景とは?の画像1ベテルギウスの最期「YouTube

 まずユダヤ人にとって最高の権威はイスラエルの神だ。そして、その神から「代理人」としての役割を与えられたのが預言者なのである。旧約聖書では、預言者のアドバイスを聞かなかったばかりに、民や国に災いがもたらされる場面がこれでもかというぐらいに描かれている。だから、預言者こそ民族全体の水先案内人であり、昔から世俗の王もそのアドバイスに従うべきだとされた。逆にアドバイスを聞かない王は、必ず国を誤導した。ちなみにダビデ王はキングであると同時に預言者でもあったが、これは例外にすぎない。


■預言者の下に配属されているユダヤエリート

 そもそもエジプトで奴隷だったユダヤ人の祖先を救い出し、「出エジプト」を成し遂げたモーセからして、王ではなく預言者という肩書きだった。この預言者のすぐ下に、祭司や律法学者などの民族宗教のエリート集団が位置する。これがユダヤ社会の特徴である。

 対して、パレスチナの両脇にある大文明国家のエジプトとバビロニアでは、王は「神の子孫」とされ、王自身が神的権威も兼ねた。これは中国も同じで、天帝(≒神)から地上の統治権を託されたとされる皇帝が政治・軍事・財力・宗教的権威のすべてを独占した。

 ただし、ここで間違えてはならないのは、預言者(prophet)とはあくまで「神の言葉を授かる人」という意味であって、未来の出来事をあれこれ予知する予言者(predictor)ではない点だ。預言者について「主がわたしに言われる事をわたしは告げる」(列王記上22・14)とあるように、民衆に直接語り掛けない神が代理役として選んだ役職である。もっとも、その神の言葉が「未来のお告げ」(=予言)だったりすると、日本語的には「預言者が予言をした」という表現になり、どうしても紛らわしくなってしまうのも確かだ。


■旧約聖書は預言者列伝

 さて、ユダヤ民族の聖典である旧約聖書だが、これは別名「預言者列伝」と評しても過言ではないほど、預言者のエピソードで満ちている。その中にBC500年前後の預言者として、大祭司アロン(モーセの兄)の子孫であるエズラという人物がいる。彼は今日のユダヤ教の基礎を作った人物としても知られる。

 実は、エズラは、神が遣わした天使から「終末に起きる現象」を教えられていたのだ。

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