【未解決】人間も牛もみんな双子 ― 世界一の双子村「ヴェリカヤ・コパンヤ」 の謎
2010年に行われた英「BBC」の取材では、当時10歳だった双子のミーシャとヴァンヤが取り上げられていたのだが、このふたりは似た服を着ると全く見分けがつかないほどそっくりで、親ですら迷ってしまうほど。学校で何回かどちらかが宿題をし忘れた時などに、入れ代わってごまかしたりしてもばれたことがない、といたずら気たっぷりにインタビューで語っている。
■良質な湧き水が原因か?
取材当時は村で双子は58組いたが、その後引っ越し等で村を去った人数がかなりいる。にもかかわらず、現在でも減ることなく61組に増加しているというから驚きだ。
不思議なことに、この村の双子現象は人間だけにとどまらない。飼育されている牛にも多くの双子が誕生しているのだ。これは周辺地域の中でも突出しており、現地では村の“水”に原因があると考えられているそうなのだが……。
給水所として村で共同で使用されているその湧き水は、160キロほども離れた場所に住む不妊に悩んでいた女性が汲んで飲んだところ、やはり双子を授かったという不思議な話まで伝わっている。
だが同国の科学者らが水質を調べても、とても清潔な水だということ以外は特に変わった成分は抽出されなかったようだ。双子と水の関連性は謎のままだが、その綺麗な水を求めて数十キロ離れた地域から車を飛ばして多くの人々が来るという。付近一帯では水は濁ったり金属成分が多く含まれるなどこの村の水ほど良質ではないため、非常に貴重な水だそうである。
また村外から人気が高いのは水だけではなくなんと女性もだ。村の女の子が年頃を迎えると求婚の申し込みが殺到するという。村の女性と結婚すると子宝(双子)に恵まれると考えられているのだろう、それもやはり“水”のお陰だと村人たちは語っているようだ。
実は今回のヴェリカヤ・コパンヤ村にかかわらず、世界中には同じく驚異的に双子の多い地域が複数ある。ブラジル南部のカンディド・ゴドイ村やナイジェリアのイグボーラ村、インドのコディンヒ村など。いずれも主食や土壌、水質等に原因があるのではないかと言われているが、いまだ解明はされていないという。それにしても何も知らずにこれらの村に入り込んだら、きっと狐につままれたような気持ちになるに違いない。
(文=Maria Rosa.S)
参考:「Oddity Central」、「BBC」ほか
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