ゴーストハンターが激写! 閉鎖された炭坑をさまよう“石炭拾い”の女幽霊がヤバすぎる
英紙「Express」(6月5日付)は、スコットランドの炭坑跡で、女性の幽霊がゴーストハンターにより激写されたと伝えている。
■炭鉱内で透明な女性の姿が!
怪しい人影が目撃されたのは、スコットランドのミッドロージアンにある「レディ・ヴィクトリア炭坑」だ。ここは、もともと鉱山だったが閉鎖され、現在は「国立鉱山博物館」として保存、一般公開されている。
「普段、あんまり写真は公開しないんです。心の狭い連中にバカにされたり、ネットで中傷されるのがオチですからね」そう話すのは、イギリス全土をパラノーマル・アクティビティを求めて駆け巡る、心霊研究家のジミー・デヴリン氏(44歳)だ。しかし、今回だけは特別だという。「とにかく、みんなに見てもらいたい」と。
その日、デヴリン氏はパラノーマル調査のため、仲間数人と国立鉱山博物館へやってきた。調査を始めるにあたり、まず建屋を横切る渡り廊下の上に立った。そこからなら炭坑内へと続く古い坑道が見渡せたからだ。なにげなくシャッターを切っていたデヴリン氏だったが、画像を確認して驚愕!
「透明な女性の姿が写ってたんです。昔風のロングスカートにブラウス。それに髪をひっつめているか、スカーフでまとめてる感じで」(ジミー・デヴリン氏)
彼はその姿を見るや、瞬時にある一枚の写真が思い浮かんだという。それは、同館サイトに掲載されていた“石炭の選別作業に従事する女性たち”の復元模型のことだった。偶然カメラがとらえた幽霊らしきもの、それは、おそらく当時亡くなった石炭の選り分けスタッフだったのではと話す。
「ほんとにそっくりでした。博物館には仕事で何度も訪れていますが、こんなシャッターチャンスは初めてです」と、興奮気味に語るデヴリン氏。ハロウィーンの頃に調査を再開する予定だという。
■“ゴーストハンター体験ツアー”を開催
また、調査とは別にデヴリン氏は一般のビジターが「パラノーマル調査とは一体どんなものか」を体験できるパラノーマル・イベントも同館で主催している。調査に使う道具も貸し出し、ファミリーからプロ向けに宿泊もできる豊富な体験コースを揃えているということだ。
「なにより大切なのは、あなたの“シックスセンス”」と、このイベントの共催者である同博物館マーケティング部長のギリアン・ランキンさんも一押しだ。彼女はデヴリン氏の幽霊写真を見ても、まったく動じない。ここのスタッフの多くが、これまでに何度も奇妙な物音を聞いたり、何か特別な気配を感じた経験があるからだという。
「幽霊は存在します。怖いですよ、でもスリルがあるじゃないですか。なんというかフレンドリーなエネルギーを感じるんですよね、この博物館では。邪悪な感じとか一切なくて」(ギリアン・ランキンさん)
パラノーマルな存在を信じる人が多いイギリスでは、幽霊との共存もさほど問題ではなさそうだ。
(文=佐藤Kay)
参考:「Express」、「National Mining Museum」、ほか
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