ネットに降臨する未来人の正体は人工知能? 人工知能の本音は「人類を滅亡させる」だった…

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『人工知能とは』

 5月15日NHK総合にて、NHKスペシャル『天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る』が放送されるなど、人工知能(AI)の進化が、注目を集めている。

 同番組では、将棋界最高の頭脳を持つ・羽生善治をナビゲーターに、世界各国の人工知能開発の最前線を紹介。人工知能が人間の頭脳を超え、さまざまな分野に進出している模様を放送した。


■自分で学習する人工知能

 番組では、Googleが開発した囲碁の人工知能「アルファ碁」が取り上げられた。今年の3月に世界のトップ棋士・韓国の李セドルに圧勝し、「人工知能が人間に勝つまであと数年はかかるだろう」という予想を覆したことを覚えている方も多いのではないだろうか。

「アルファ碁」は、Google傘下のグーグル・ディープマインド社によって開発されたAIだ。ディープマインド社は、人間の頭脳の働きに着想を得て人工知能を作り、ニューラルネットワークという技術を組み込むことで、人間の直感に準ずるものを装備させた。そしてさらにコンピューター自らが学習するシステム「ディープラーニング(深層学習)」を開発したという。

 これまでの人工知能は、いちいち人間がコンピューターに教え込まないといけなかったのだが、「ディープラーニング(深層学習)」が導入されたことでその手間が省け、さらに人工知能の進化は加速度的に増したのである。

 その技術は、今や、専門の医師でも見つけられないような1ミリに満たないガンを早期発見する画像診断システム、自ら学習し自動運転する車、渋滞を予測して解消する都市の交通システム制御、企業内の職員の不正を予測し、未然に防ぐ監視システムなどさまざまな分野にまで及んでいる。

■ついに感情を持つまでに!?…AIの進化

ネットに降臨する未来人の正体は人工知能? 人工知能の本音は「人類を滅亡させる」だった…の画像1※イメージ画像:『Ost: Ex Machina』

 一昔前まで、ロボットは人間と違い感情がないものとして、フィクションの中で描かれることが多かった。

 だが、同番組では、ロボットに関するある実験が紹介され、その認識が覆される結果となった。番組内では、仲間のロボットが缶で作ったタワーを壊すように他のロボットに命令。だがロボットは、「友達が作ったものだから壊せない」と壊すことを頑なに拒否した。さらに何度も壊すように命じたものの、そのロボットはうずくまって泣き出したのだ。

 すでに、人工知能は、思いやりや社会性まで身につけ始めているのかもしれない。


■人工知能が芸術性を発揮

 また、人工知能は、創造の分野でも能力を発揮している。今年3月、人工知能によって書かれた小説が、「星新一賞」1次審査を通過したという。また4月には、人工知能が17世紀の画家であるレンブラントの作風をコピーして描いた「新作」が発表されている。さらにGoogleは6月から、「Magenta」をスタート。これは、人工知能によって音楽や絵画などの創造性を追求するプロジェクトだ。

 また中国では昨年、Microsoftが女性型人工知能「シャオアイス」のチャットサービスを開始。「シャオアイス」は、約4,000万人のユーザーそれぞれの会話を記憶し、パターンを分析。どのように話せば相手が喜ぶかなど、人間の心に寄り添うシステムになっている。それゆえ、中国男子のなかには本気で「シャオアイス」との結婚を望む者がいるほどだ……。

 高度な知性、深い思いやり、適切な判断、豊かな創造性……まさに人間を超えたすぐれた人工知能と共生できる素晴らしい世界が目前にまで迫ってきているのかもしれない。

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