「“津山三十人殺し”の現場集落で…」心霊ライターたちが語る、最恐の心霊体験&スポット!
――さまざまな場所で、危険な挑発行為をされているおふたりですが『怪談新耳袋 殴り込み!劇場版【魔界編・前編】』では、沖縄にある龍神の穴には入らずに退却されていますね。
ギンティ:あれは、入れない! 入り口の前に立っただけで圧倒されてしまいましたよ。
力夫:そこは穴の前で長いこと入るか入らないかの議論を繰り広げました。結局入ったらダメというプロデューサーの判断があったんです。
ギンティ:穴の中にスゴイ急角度の石の階段みたいになっているんですよ。しかも深い。足を踏み外したら確実に死にますね……。
――心霊スポットごとに地域性みたいなものは出るのでしょうか?
力夫:沖縄が独特で、ほかは割と共通していますね。
ギンティ:北海道は雪が深すぎて、心霊スポットが埋まっていたってのもあったけどね(笑)。ただ、独特というのではあれば、殺人事件が本当に起きた場所ですかね。例えば、1938年に起きた『津山三十人殺し』の現場集落です。
力夫:編集の人と僕とギンティさんの3人で70年後の事件が起きた真夜中に、集落に行こうと企画したんです。車でその集落に向かったんですが、霧が目的地から、ドーーーッてこっちに向かって流れこんできたんですよ。まるで、スモークが焚かれているような感じです。あっという間に霧に包まれてしまい、田んぼの畦道で立ち往生するはめになりました。
ギンティ:ちょうど車が集落に入ろうとした時でしたね。それでも進もうとしたんですけど、それまで女性の声でナビをしてくれていたカーナビが、突然『チャッ、チャッ、チャッ』とまるでどもっているかのような異音を発し始めたんです。それで、『ヤバイ』と編集の人が判断して、帰路につきました。
(聞き手=Leoneko/構成=編集部)
■その2へ続く
【出演】スーサイド・ララバイ(ギンティ小林&市川力夫)
2016年8月5日(金曜日)
OPEN 18:30/START 19:30
場所:Loft9 Shibuya
心霊スポット突入ドキュメンタリー『怪談新耳袋 殴り込み!』の元メンバー、
ギンティ小林と市川力夫による新企画『スーサイド・ララバイ』。
今回は東北心霊スポットで行った最新自殺行為を報告&上映!!
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