13年後、世界の街並みはこう変わる! 荒廃、スラム化、終末的な「未来予想図」が話題
2029年の世界を描いた映像があまりにもリアルだと話題になっている。今から13年の間に世界はそう変わらない気もするが、デームデザイナー達の想像力はわれわれの斜め上をいっているようだ。
■世界中の都市がディストピアに
サイバーパンク映画『ブレードランナー』を彷彿とさせる世界観で世界的に人気の家庭用ゲーム『デウスエクス(Deus Ex)』シリーズ最新作『Deus Ex: Mankind Divided』の描き出す未来がすごいと、8月2日付の「Daily Mail」が報じている。
『デウスエクス』シリーズは、これで4作目。その独自の世界観や、ロールプレイングゲームとシューティングゲームを融合した新しいジャンルがファンの心を掴み、1作目から16年も続く長寿ゲームだ。
前作『Deus Ex: Human Revolution』では、「オーグメンテーション(人体の機械化)」を施された人間が、一般市民に危害を加える事件「オーグ・インシデント」が発生。今作は、それから2年後、機械化された人間と普通の人々との対立が深まった世界を描いている。このことからも、かなり退廃的なディストピアが想像されるが、たかがゲームと侮れないリアルさが話題を呼んでいる。
それでは、早速2029年の世界をご覧頂こう。
イングランド北西部ブラックプールは最も悲惨な未来を予想されている。一面にテント小屋が広がるスラムと化してしまっているのだ。穏やかなリゾート地に一体何があったのだろうか? 想像力を掻き立てる未来像だ。
イギリス・ロンドンの街並みは、ほぼ現在と変わらない。テムズ川も相変わらず汚そうだ。唯一気になるのは、異常なほどの濃霧だろう。重大な大気汚染でも暗示しているのだろうか?
スペイン・バルセロナでは、サグラダ・ファミリアは健在だが、その周辺がガレキの山と化している。サグラダ・ファミリアは順調にいけば、あと10年ほどで完成する見通しなので、もしかしたらこれは完成形かもしれない。
なんとドイツ・ベルリンの壁に、物々しいゲートが設けられている。もしや、ベルリンの壁が再建されたのだろうか? いずれにしろ、武装した警察官とロボットが市民を監視している様子からも平和とは程遠い状況だ。
ロシア・モスクワの赤の広場は13年後も存在するようだが、武装警官と市民との衝突の場所になっている。
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