【リオ五輪】観客席ガラガラ、空席率70%! 韓国・平昌冬季五輪は“さらに悲惨”との見通し
■オリンピック特需は期待薄。平昌冬季五輪はさらに悲惨か?
さらに、このままではリオ五輪で期待されている経済効果も薄くなると、オリンピックに詳しい国際政治ジャーナリストが語っている。
「また、リオオリンピックの最大の問題点は、リオで開催された2014年のFIFAワールド杯が成功したのに、オリンピックでは『選手村の設置・水質管理・道路の清掃』に手こずり、大失敗している点です。これらの設備投資にブラジルは国債を発行していますが、予想以上に低い経済効果で、返済できない恐れさえ出てきています」
「今回の空席が目立った原因のひとつは治安です。オリンピックが開催されれば、リオ周辺のスラム街はなくなり雇用は100%になると謳ったため、人が集まりすぎてかえって治安が悪化。町中でデモが起き、外国人観光客も来られない最悪の治安となってチケットも売れないという悪循環となりました。最初に期待した経済効果は間違いなく得られないでしょうね」
また、リオ五輪の経済的失策はブラジルのみならず、今後開催される韓国・平昌冬季五輪や東京五輪にまで波及するかもしれないという。
「それよりも悲惨なのが2018年に開催される韓国・平昌冬季五輪です。リオと同じくインフラ整備と水質管理に苦戦し、スタジアムの着工も大幅に遅れて予算ばかり膨張している。しかも、土壇場で日本と共催する可能性まで出てきてしまっては、日本国内で
も韓国を助けるべきという支援組と反・支援組みで荒れる可能性がある。リオオリンピックの惨状は、ブラジルの信用を落としただけではなく、今後の五輪開催国に暗い影を落としているとみていいでしょう。築地移転中止の可能性が浮上している日本も、東京五輪に向けて今後予想以上の大混乱が訪れる可能性がある」(同ジャーナリスト)
東京五輪まであと4年。いまだ都政の混乱や競技場の建設費など多くの課題を抱えているが、今回のリオ五輪を教訓にぜひとも成功に導いてもらいたい。
(編集部)
参考:「Daily Mail」、「Mirror」、ほか
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