勇敢な犬が巨大ビッグフットと接近遭遇?GoProで激写することに成功=米オレゴン州
■ノーリアクションの犬の挙動が疑問?
しかし、この映像には不可解な点がある。何故この犬は全く動揺していないのだろうか。犬は警戒心の強い動物で、見知らぬ相手と遭遇したら、激しく吠えたり、またその場で静止しその相手を見つめたり、歩調を変えゆっくり近付いたり、警戒していることを示すなんらかのシグナルを発するものである。
しかし、この犬からは威嚇や恐怖といった感情の変化を読み取ることができない。「この犬はそもそもビッグフットに気付いていないのでは?」と考えたが、それはない。犬が首を右に向けるとカメラにビッグフットが映るのだが、この時ビッグフットはまさに山道を横切り終えようとしている。つまり、犬が右を向く前に正面を向いていた時、最も見やすい山道の真ん中辺りをビッグフットが通過するのを犬は見ていたはずである。
見ているのに、なんの関心も示さず別の方向に目を向けるのはなんとも不可解だ。YouTubeのコメント欄でもこのことが指摘されており「よく知っている人がゴリラの着ぐるみを着ているのだろう」と捏造を疑う声が多い。
確かにこれまでにも、ビッグフットの存在を示す証拠が捏造だった事例はあるが、捏造ならば犬に怯えさせる等、もっと違和感のない映像にするのではないだろうか、とも思う。
「犬が山道でばったりビッグフットに遭遇し、それをGoProが捉える」というアイディアを思い付いてこの映像を作ったにしては、そのアイディアの新しさが発揮されていないように感じるのだ。もちろん捏造する意図が分からないということが本物である根拠にはならないが、どちらの立場から見ても謎の多い映像だということは確かだろう。
■ビッグフットは化石人類の生き残り?
ビッグフットはネアンデルタール人やギガントピテクスなどの化石人類の生き残りではないかという説がある。世界中の神話や伝承に巨人の記述があるのは偶然ではなく、彼らが生き残っていて度々人類に目撃されていたからだとビッグフット肯定派は説明する。
しかし、懐疑派は巨人伝承が人間の物語に普遍的な広がりを持つ理由として、人間が最も簡単に想像できるモンスターが巨人なのだと説く。このように両者は全く平行線を辿っており、ビッグフットの体そのものが発見されない限り、科学的に存在が認められることはないだろう。果たしてビッグフットの存在が認められる日は訪れるのだろうか。
今年は8月26日から27日にかけて行われるという「フッド・トゥ・コースト」でまた新たな未知(もはや未知ではない?)との遭遇が報告されるかもしれない。
(文=坂井学)
参考:「Disclose.tv」、「LiveLeak」ほか
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