日本でもよく聞く怪談「タクシーに乗る女」の霊はタイにもいる【タイの最新オカルト・バラバラ遺体の姉妹】
■事故で死亡した姉妹か?
サミエンナリー寺の黒服女性は実は姉妹のふたりセットで登場することが多い。というのは、数十年前(別の説では2000年前後のごく最近)、この寺の前にある線路をバイクのふたり乗りで横断しようとして、姉妹もろとも轢かれて死亡した事件が実際にあったのだ。
この姉妹はティッパスックシー家のチュリーとスリー姉妹で、この日親戚の葬儀に出席するために黒服でバイクに乗り、会場までの道を急いでいた。タイの鉄道線路は自由に入ることができ、急いでいたふたりは電車の接近に気づかずに線路に進入してしまったのだろう。そして電車と衝突し、ふたりはそれぞれ上半身と下半身がすっぱりと切断され、即死した。
当時のタイは写真などの扱い方のモラルが低かったので、新聞にも遺体そのものや救急隊がバラバラになった身体を回収するシーンが写し出され、有名な事故になったようだ。近年はタイもだいぶ考え方が変わってきていることもあり、数年前までネット上においても姉妹の死亡時の写真が確かに見られたが、今はなくなってしまっている。
この姉妹の目撃談は多くあり、ほとんどがバンコク都内のラチャダーピセーク通りという大通りで深夜2時~4時の間にふたりを拾っている。サミエンナリー寺に行くように言われるが、現地に着いて振り返ると誰もおらず、場合によっては線路の辺りから下半身が切断された姉妹がものすごい形相で這ってくるという。
7月の目撃談でこのサミエンナリー寺の喪服姉妹が再び話題になり、あちこちでそれらしき姿を見たとの目撃情報も改めて出てきている。その中のひとつではRCAという、東京で言えば渋谷とか六本木といったバーやクラブが密集する繁華街で黒服の姉妹がタクシーに乗るところを見たというものまであった。人を驚かす前に1杯引っかけたとでもいうのだろうか・・・・・・。
(文=高田胤臣)
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2024.10.02 20:00心霊日本でもよく聞く怪談「タクシーに乗る女」の霊はタイにもいる【タイの最新オカルト・バラバラ遺体の姉妹】のページです。タイ、幽霊、心霊、高田胤臣などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで