中国の宇宙ステーションが制御不能で2017年に地球落下! 当局は「今後も打ち上げる予定」
■CMSE「船体のコントロールを完全に失っているわけではない」
担当機関であるCMSE(中国有人宇宙開発局)によれば、天宮1号は2014年から2016年の初頭まで、鉱物資源調査、森林と海洋観察による生態系と地球環境の調査において膨大なデータ収集に貢献してきたが、現在はそのデータ収集の役目を終えたとのこと。また、現在天宮1号との無線でのコネクションが不可能になっており、地球への再突入の指示が行えないということも公式に説明はされている。
しかし、中国サイドは、無線でのコネクションは切れてはいるが、船体のコントロールを完全に失っているわけではないという、なんとも歯切れの悪いコメントも出している。
アマチュア天文家で、天文関連のオンラインジャーナル大手の「Space.com」のトーマス・ドーマン氏は、「もし私の推測が正しければ、中国は天宮1号の落下に関する情報は、直前まで公表せずにいるであろう。もし、そのデブリが人口密集地帯へ落下したならば大惨事を引き起こす可能性もあるが、確率的には海洋か人の生活地域以外のエリアへの落下の可能性が高い」とコメントしているが、国家レベルの宇宙開発プロジェクトの締めとしてはちょっとお粗末な感じもする。
なお、的中率が100%と話題のアメリカ先住民「ホピ族」の予言では、地球の未来について次のような記述がある。「天上にある天国の居住施設が地球に落下し衝突する。その時には青い星が現れて、その後、ホピ族の儀式は幕引きとなる」――。“ホピ族の儀式”が終わるということは、この世が終わるということだろうか。そして“天国の居住施設”とは、まさか「天宮1号」のことを示しているのだろうか? そんなことで世界が滅亡するとは思えないかもしれないが、例えば稼働中の原発にヒットした場合などは、壊滅的な災害が引き起こされることも考えられる。予言を聞いて不気味に思ったのは、筆者だけではないはずだ。この予言が見事的中とならないことを祈るしかない。
中国では、天宮1号に続いて、先月にはさらに規模の大きい天宮2号の打ち上げにも成功しており、天宮3号の計画までもある。これらの宇宙ステーションの運営と後始末に関しては、まだ何とも言えないが、規模の大きな宇宙ステーションにはそれに伴う責任もあるはずである。制御不能に陥った天宮1号の処置が放置とは、中国らしいといえばその通りの対処方法なのかもしれないが、実被害が起こりうる可能性を残しながら、という無責任さには言葉を失うばかりだ。
(文=高夏五道)
参考:「Daily Mail」、ほか
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